レディング・フェスティヴァル、旗振り禁止令

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今週末(8月28~30日)、レディング/リーズ・フェスティヴァルが開かれるが、同フェスティヴァルは2009年、UKのフェスの名物でもある旗振りを禁止することにしたそうだ。旗の数が増え、オーディエンスの視界をさえぎっているというのがその理由だ。

風物詩のひとつがなくなってしまうのは寂しいとの意見もあるが、同フェスティヴァルの主催者メルヴィン・ベン氏の意志は固い。彼はBBCにこう話した。「旗の後ろにいる人たち、真後ろではなく、20~30列後ろの人たちは(ステージが)見えない。2009年、旗を禁止するためならどんなことでもする。どういったわけか、旗を購入した人たちはステージのすぐ近くへ行きたがるものだ」

▲2007年のグラストンベリー・フェスティヴァルの様子。
ベン氏はグラストンベリー・フェスティヴァルのオペレーション監督も務めているが、2009年、ヘッドライナーの1人ブルース・スプリングスティーンのパフォーマンスであまりにも多くの旗が揚がり、オーディエンスから「見えない」と苦情を出たことで決心を固めたのかもしれない。この先、グラストンベリーでもこの禁止令がしかれる可能性があるという。

またレディング/リーズでは、クラウド・サーフィングも強硬な手段を持って禁じる構えだ。通常、クラウド・サーフィングでステージ傍まで移動した場合、すぐにオーディエンス席へ戻ることができるが、同フェスでは一旦、会場から退場させるという。「フェスティヴァルから追い出されることはないが、アリーナからは出される。その結果、歩いて再び入り口へ戻らなくてはならず、20分はショウを見逃すことになる」という。

金曜日(8月28日)にスタートする2009年のレディング/リーズ・フェスティヴァルは、キングス・オブ・レオン、アークティック・モンキーズ、レディオヘッドがヘッドラインを飾る。

Ako Suzuki, London
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