<Augusta Camp 2009 ~Extra~>、大盛況で幕を下ろす

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10月24日(土)、さいたまスーパーアリーナにて、<Augusta Camp 2009 ~Extra~>がファイナル公演を迎えた。

◆<Augusta Camp 2009 ~Extra~>、大盛況で幕を下ろす ~写真編~

この日登場したのは、スキマスイッチを筆頭に、11月からは舞台出演を控える杏子、元ちとせ、秦 基博、Micron' Stuffの5組に加え、Newcomer Actとして10月7日にデビューしたばかりのさかいゆう。

トップバッターは秦 基博。大歓声の中、1曲目の「虹が消えた日」では、大きく広がりのある声が早くも会場中に響き渡る。「オーガスタキャンプへようこそ」と会場へ呼びかけると続いて、「Halation」を披露。4曲目では「この男を呼びたいと思います、常田真太郎!」とスキマスイッチの常田真太郎をステージに呼び込み、「シンタさんに弾いて欲しい曲がありまして…。僕もゆくゆくはスキマスイッチに入ろうかと…その布石を今日打っておこうかな(笑)」と会場を沸かせ「鱗(うろこ)」をパフォーマンス。Augusta Campならではのスペシャル編成でこの曲を歌い終えると、次の曲のイントロで「一人足りないんじゃないですか?もう一人呼びたいと思います、大橋卓弥!」と、「キミ、メグル、ボク」を秦 with スキマスイッチのスペシャル・バージョンでオーディエンスを歓喜させた。

次に登場したのは、Micron' Stuff(マイクロンスタフ)。まずは「step to the NEXT」で会場の雰囲気をガラリと変える。2曲目では「早速ゲストを呼んじゃいます、杏子!」と「ロリポップfeat.杏子」を演奏。3人のボーカリストがステージ狭しと動きまわり、ここでもAugusta Campならではの共演が観客を湧かせ、最後はスクリーンの映像効果も使いながら、切ないミディアムナンバー「Cry to the Moon」で締めた。

そして、次に元ちとせが「恵みの雨」で幻想的にステージをスタート。「皆さん、こんにちは。元ちとせです。こんな大きな会場に参加させて頂き本当に嬉しいです。リラックスして楽しんでいって下さい。」と「甘露(アムリタ)」でさわやかな歌声を響かせる。「オーガスタキャンプが2009年のライブ納めになります。みなさんもう少しお付き合い下さい。」と「あかこっこ」に続き「千の夜と千の昼」と重厚なラブソングを続けて披露し、その声の存在感と迫力で会場を圧倒した。「宇宙でイチバンのラブソングだと思います。」と壮大なラブソング「カッシーニ」で会場を感動の渦に巻き込んでステージを締めた。

続いて2009年オーガスタキャンプに全公演出演した、さかいゆうが登場。ピアノの弾き語りでバラード「ウシミツビト」、女性アーティストに提供しCMソングに起用された「How Beautiful」をしっとりと響かせ「涙をいざなうシルキーボイス」の真髄を発揮した。そして最後はデビュー曲「ストーリー」を熱唱し会場を沸かせた。

中盤に設けられたセッションコーナーでは、スキマスイッチの大橋卓弥と秦 基博の二人がギターを担いで登場。通称“ハタクヤ”と呼ばれている彼らは、2007年のオーガスタキャンプのスガ シカオ・トリビュートコーナーで「そろそろいかなくちゃ」をセッションして以来、人気を博しているユニットだ。

「どうも“ハタクヤ”です。すぐに演奏したいところなんですが、僕らも知らないスペシャルサプライズ映像があるらしいんです。」と紹介すると、COILの岡本定義と山崎まさよしが組んでいるという謎のユニット「さだまさよし」からビデオメッセージが映し出された。メッセージの内容は、さだまさよしが十八番としているCOILの名曲「BIRDS」を歌うというハタクヤの二人に対し、さだまさし「関白宣言」の替え歌で「俺らよりうまく歌ってはいけない」「俺らよりばっちりハモってもいけない」という苦言を呈すもの。

突然のメッセージにハタクヤの二人は驚きながら「さだまさよし先輩は本当に素敵な先輩ですね。僕らも続けていくことで後輩が出来てね。その時は苦言を呈していきたいと…。」とコメントを寄せた後は、苦言を尻目に完璧なハモリで熱唱し会場を感動に包みこむ。

続いて杏子と元ちとせが呼び込まれ、秦と大橋と杏子の3人がギターを弾き始める。女性ツインボーカルでカバーされたのは山崎まさよしの「星に願いを」。更にスキマスイッチの常田真太郎、マイクロンスタフ、そしてさかいゆうが加わり、山崎まさよしの大ヒットソング「セロリ」を披露すると会場は手をふり大合唱となった。最後にハウスバンドが加わり2008年の夏リリースの福耳の「夏はこれからだ!」を披露。メンバーが勢揃いした豪華共演でセッションコーナーは終了した。

休憩時間を挟み、これまでの3公演のダイジェスト映像が流れると、次に登場したのは杏子。アブリル・ラヴィーンのカバー「Nobody's Home」からクールにスタート。「上弦の月の上で」、新曲「ねぇ、もっと」とロックなナンバーをたて続けに披露して、バービーボーイズとしてのデビューから25周年を迎えたロック・シンガーの貫禄を見せる。秦 基博をステージに呼び込み、スガ シカオモデルのサングラスをかけ、スガ風?のシャツを着て登場した秦と「イジメテミタイ」を披露。スガと杏子がそれぞれライブの定番曲でありこれまでのAugusta Campではその二人の掛け合いで歌われてきたこの曲に、秦がスガに代わって初挑戦というわけだ。普段と違うアダルトなイメージの秦に会場は大興奮、そのまま「DANCE BABY DANCE」で会場全体が一体化して杏子のステージは終了した。

最後はスキマスイッチの登場だ。テンポのある「ガラナ」で一気に会場をヒートアップさせると、そのままニューアルバム『ナユタとフカシギ』から「雫(しずく)」を歌い上げた。「ありがとうございます、どうもスキマスイッチです。まだ元気は残ってますかー?僕ら最後ということで大トリです。いっぱい思い出を作ってみんなと帰れたらと思いますので最後までお付き合い下さい」と「奏(かなで)」「雨待ち風」を2曲続けてパフォーマンス、大橋の伸びのある声と常田の切ないピアノが会場の雰囲気を一変させた。「それではちょっと…、ドキドキしているんですが…。先日リリースになった新曲をやってみたいと思います。」と新曲「ゴールデンタイムラバー」をライブ初披露。レコーディングでもほぼ一発録りで作られた作品だけに、ライブでの再現は非常に難易度の高い曲のひとつ。緻密に計算されていながらも転がるような疾走感のあるこの曲は、会場をさらに活気付け、そのまま「全力少年」「虹のレシピ」と、コール&レスポンスでもって会場はハッピーな空気に包みこまれた。

アンコールでは、杏子、元ちとせ、スキマスイッチ、秦 基博、マイクロンスタフ、さかいゆうと出演者全員で「惑星タイマー」をパフォーマンスし、最後はオーガスタキャンプ1年目から歌い継がれてきた福耳のデビューシングル「星のかけらを探しに行こう Again」を披露。2009年のAugusta Campではどこでも演奏されていなかっただけに、会場は大歓声。杏子のリードによるコール&レスポンスで、再び会場が一体となり<Augusta Camp 2009 ~Extra~>ファイナル埼玉公演は大盛況で幕を下ろした。

<Augusta Camp 2009~Extra~>埼玉公演
10月24日(土)
杏子、元ちとせ、スキマスイッチ、秦 基博、Micron’ Stuff、さかいゆう(Newcomer Act)
■秦 基博
M1 虹が消えた日
M2 Halation
M3 Honey Trap
M4 鱗(うろこ)with 常田真太郎(スキマスイッチ)
M5 キミ、メグル、ボク with スキマスイッチ
■Micron' Stuff
M1 step to the NEXT
M2 ロリポップfeat.杏子
M3 Cry to the Moon
■元ちとせ
M1 恵みの雨
M2 甘露(アムリタ)
M3 あかこっこ
M4 千の夜と千の昼
M5 カッシーニ
■さかいゆう
M1 ウシミツビト
M2 How Beautiful
M3 ストーリー
■Session
M1 BIRDS(Original:COIL)大橋卓弥+秦 基博
M2 星に願いを(Original:山崎まさよし)杏子+元ちとせ+大橋卓弥+秦 基博
M3 セロリ(Original:山崎まさよし)
M4 夏はこれからだ!(Original:福耳)
杏子+元ちとせ+スキマスイッチ+秦 基博+ Micron' Stuff +さかいゆう
■杏子
M1 Nobody's Home(Original:Avril Lavigne)
M2 上弦の月の下で-Under The Half Moon-
M3 ねぇ、もっと(新曲)
M4 イジメテミタイ with 秦 基博
M5 DANCE BABY DANCE
■スキマスイッチ
M1 ガラナ
M2 雫
M3 奏(かなで)
M4 雨待ち風
M5 ゴールデンタイムラバー
M6 全力少年
M7 虹のレシピ
■Encore
M1 惑星タイマー(Original:福耳)
M2 星のかけらを探しに行こう Again(Original:福耳)
杏子+元ちとせ+スキマスイッチ+秦 基博+Micron' Stuff+さかいゆう
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