偉大なる存在、マイケル・ジャクソン

Michael Jackson : 2009-10-29

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故マイケル・ジャクソンのロンドン公演のリハーサル模様を収めたドキュメンタリー映画『This Is It』が水曜日(10月28日)、世界同時公開された。

◆映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』抜き映像1
◆映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』抜き映像2

映画はリハーサルを中心に、ダンサーのオーディションから関係者のインタヴュー、コンサートで流れるはずだったビデオやその撮影風景、そして舞台裏のフッテージまでを網羅しており、亡くなる直前のマイケルの姿やそのパフォーマンス、ステージ裏での彼の素顔、幻となったコンサートの概観などさまざまな見所がある。

まず最初に感銘を受けるのは、往年と変わらないマイケルのダンスだろう。もちろん何回にも渡り撮影された映像の中から厳選した部分を使用しているのだろうが、それでも、若いバック・ダンサー達と同じように踊り、リードしていく彼の動きはスムーズでキレがあり、80年代から少しも衰えていないように見えた。復帰コンサートにありがちな、ダンスは他人任せで本人の動きは鈍いなんてことになるのでは…と想像していたが、それは間違いだった。もし公演が実現していたら、「Thriller」や「Beat It」「Billie Jean」のPVそのままのマイケルのダンスを目にできただろう。

そして何より印象的なのは、マイケルのアーティストとしての真髄。彼と仕事をした人たちの多くが彼を「プロ意識の強い人、自分のやりたいことがわかっていた人」と評するが、実際にその通りだった。ケニー・オルテガという優秀な監督がいながらも、彼に任せ切りにするのではなく、サウンドをはじめビデオ撮影やダンサーの動きまでプロダクション全体に深く関わっていたようだ。これだけ大きなショウになるとスタッフも一流の人たちがそろっているはずだから、映画にたとえるなら“主演俳優”でさえいればいいところ、彼の場合“主演かつ監督”をこなしている。

さらに、TVや雑誌などのメディアを通じてはわからないマイケルの素顔をかいま見ることができる。ときとして厳しく、ときとしてユーモラスにスタッフとコミュニケーションをとる彼。マイケルと目を合わせてはいけないとの掟があったなどとも噂されたが、映像を見る限り、現場には一体感がありアットホームな空気が流れていたようだ。

それにしても、この夏ロンドンで予定されていた50公演にはとてつもないものが用意されていた。実現していたら、マイケルが望んでいた通り前代未聞のショウとなっていただろう。それを見れなかったこと、そして何より偉大なアーティストを失ってしまったことをあらためて残念に思う。

一部のファンが映画のボイコットを呼びかけているようだが、それはマイケルに対して失礼だ。彼がやりたかったこと、それを実現するためにベストを尽くす姿。へたな伝記を読むより、こちらを見たほうがよっぽどアーティストとしてのマイケルを理解/リスペクトできる。

Ako Suzuki, London

>>Michael Jackson プロフィール
2009-10-29 BARKS

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ユーザレヴュー

みずきのまま

2009-11-03 21:57:15
私も昨日 This is it を見ました。
編集がすばらしく、本当にステージを見ているような臨場感と緊張感を味わうことができました。実現できなかったステージを世界の人々が見ることができるのは、ありがたい。
あらためてマイケルの天才ぶりを確認しました。
ダンス、band, バックの映像などすべてに彼のプロとしてのこだわりが見えます。
近年スキャンダラスなマイケルしか知らない人にはぜひ見てほしいです。
>Moonwalkerの映画も再演されるそうですね。
この映画をみれば、彼がどんなに子供好きか理解してもらえると思います。私はこのビデオを家族で数えきれないほど繰り返し見てきました。ここでは彼はあこがれの大スターであり英雄です。

>taitoさんのいうこともよくわかります。
うしろのダンサーと比べて、彼の痩せた身体は痛々しく(ほとんど肉というものがないです。)、完ぺきなperformanceのために、彼の肉体と精神を極限まで削らなければならなかったこと。迫りくる公演日のために不眠症になっていったのも理解できます。
 
また凝りに凝ったバックのVFXやステージをささえるダンサー、バンド、その他のスタッフに対しかかった巨額の資金が映画の興業と関連グッズによってペイできるのかな・・とも考えてしまいました。

taito

2009-11-03 02:12:17
3回映画を鑑賞しました。
キャッチコピーの通り誰も見た事のない彼に会えます。

リハーサルを通して、クルーに指示する姿は今まで公になりませんでした。マイケルがそのようなシーンの公開を望んでいなかったように思えます。

Marvin GayeのWhat's Goin' Onのラフミックスを聞いた時のように、罪深い気持ちになりましたが、しかし、最新のマイケルを見たく、劇場に足を運びました。

本記事には「80年代から変わらぬマイケルのダンス・・・」とあるが、私は進化というより深化していると感じました。

もちろん、リハという事もありますが、80年代と変わらぬというのは少し違うように感じました。当然50才なわけで。

しかし、私はそれを「昔より劣っている」といいたいわけではありません。
彼の特徴的なダンスを、彼自身が再びステージで踊っているという事に大きな意味があるように感じました。Bad Tourから踊り続けている曲、マイケルが知り尽くしている曲をさらに深化させているように感じました。

以上は、あくまで私個人が感じた事です。
こんな風に思うファンが居ると思っていただければ幸い。

そして、記事本文の、
「一部のファンが映画のボイコットを呼びかけているようだが、それはマイケルに対して失礼だ。」

この部分に関しては疑問に思います。
筆者の言う、”一部のファン”は無意味にボイコットを呼びかけているわけではありません。そこには”意味”があってボイコットを呼びかけているのです。

http://www.this-is-not-it.com
そして、それは上記サイトを見れば分かります。

こちらのサイトには日本語のステートメントもありますので、お時間のある時に、ご覧になる事をお勧めします。

私は、映画公開前に上記サイトを読みました。
色々考えさせるものがあります。

失礼します。
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