アルペジエーターを搭載した無償サンプルプレーヤー「UVI Workstation 1.1」

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仏UVI Soundsourceは、サンプルプレーヤー(ソフトウェア音源の再生エンジン)「UVI Workstation」の最新バージョン1.1をリリースした。「UVI Workstation」は無償ながらも強力な機能が満載されたプラグインで、UltimateSoundBank製品付属のエンジンとしてもおなじみ。今回の新バージョンではアルペジエイターが搭載された。

UVI Soundsourceは、UltimateSoundBank製品やオンライン音源サイト"UVI Soundsource”を運営するUNIVERS SONS社のブランド。UltimateSoundBank製品のパッケージ版はハイ・リゾリューションが国内での販売を取り扱っている。

今回リリースされた「UVI Workstation 1.1(ユーブイアイ ワークステーション)」は、VST/AU/RTAS/MAS対応のプラグインで、スタンドアローン動作も可能。日本語マニュアル(PDF)を含め、UVI Soundsourceからダウンロードできる。デモ用のサンプルライブラリも収録されるので、誰でも無償でその実力を確かめられるのがポイントだ。UVI Soundsourceでダウンロード販売されているライブラリが気になるが、サウンドエンジンの能力がわからないと躊躇している人も心配はいらないというわけだ。

「UVI Workstation」は、軽快でハイクォリティなサンプル音源ライブラリーを再生するためのサンプルプレーヤー。その機能は、無制限パート、無制限エフェクト、マルチ出力、シンセサイズパラメーター、ディスクストリーミング、キースイッチから、REXやApple Loopsの読込みと再生さらにはスライシングまで、無償ソフトウェアの常識を覆す充実した内容だ。

バージョン1.1では、64bitのWindows環境のネイティブ対応、強力なアルペジエーターなど、その内容がさらに強力になっている。

「UVI Worksatation」に搭載されたアルペジエーターは、豊富なパターンを用意。さらに単純にアルペジエートパターンを選択するだけではなく、ステップシーケンサーのようにステップ(ノート)操作によって、多彩な効果を演出できるのが特徴だ。

スライスエクスポート可能なループ操作も魅力の1つ。ループセクションは、テンポ同期可能で、UVI音源のループ以外に、アシッダイズされたWAVファイル、REXやApple Loopsなどの音源も操作できる。ドラッグ&ドロップ操作で、ホストアプリケーションに高品位処理されたストレッチオーディオもしくは、スライス処理されたMIDIファイルをエクスポートすることが可能なのだ。

たとえば、スライスされたREXファイルなら、ドラムループをMIDIデータによってカンタンに組み替えることができる。手持ちのDAWの機能の補完にはもってこいのプラグインだ。これらの機能を試す際、市販のUltimateSoundBankと異なりiLokは不要。完全にこの環境が無料で手に入るのだから試さない手はない。

このほか、おもな特徴は以下のとおり。

・マルチティンバー
・無制限パート/レイヤー
・最大64チャンネルMIDI入力
・最大17ステレオマルチアウト
・ADSRシンセサイズパラメーター/フィルター
・無制限エフェクト(パート/AUX/マスター)
・歪み、空間系からIRリバーブ、マスターダイナミックスまで多種多彩な高品位エフェトを搭載
・先進的なディスクストリーミング
・キースッチング、ゾーン設定

・64bitシステム対応
・主要形式のプラグインとして動作(VST/AU/RTAS/MAS)
・UVI SoundcardシリーズやUVI Soundsourceの音源で拡張可能
・MOTU社のUVIベースの製品に対応(Mach Five 2やBPMなど)

<システム条件>
●Windows PC
CPU:Pentium 4以上、Core 2 DUO推奨
OS:Windows XP/VISTA/7(64bit対応)
●Mac OS
CPU:G4以上、Intel Mac推奨
OS:OS X 10.4/10.5/10.6
その他、音源ライブラリーに応じたHDD容量とRAMメモリ

◆UVI Worksation ダウンロード
◆HRオンラインストア
◆音源ダウンロードサイト「UVI Soundsource.com」日本語ページ正式公開、銅鑼コレクションも登場

◆BARKS 楽器チャンネル
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