小林武史、新会社「B.B.O.apartment」の設立を発表

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音楽プロデューサーの小林武史が、新たなプロジェクトとして新会社「B.B.O.apartment」の設立を発表した。以下、小林武史からのコメントを掲載する。

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B.B.O.apartment

1991年、OORONG-SHAは、小林武史を中心とする音楽制作プロデュースチームとしてスタートし、のちにマネジメント業務も行い、現在までMr.Children・My Little Lover・レミオロメン・Salyuなどの音源制作・プロモーション・ライブ制作など、アーティストに関わるすべての業務を行ってきました。
2003年には、小林武史と所属アーティストであるMr.Childrenの櫻井和寿が中心となりap bankを設立。今日に至るまでOORONG-SHAが全面的にバックアップを行い、ap bank fesや Bank Bandの活動を通して社会活動にも力を注いできました。
2007年には、OORONG RECORDSを設立し、音楽レーベルとしての活動もスタート。さらに2009年からは、小林武史が盟友岩井俊二氏と映画プロデュース会社KEY WORKSを設立、映画制作にも活動の場を広げております。

振り返ってみると、OORONG-SHAも20年近く音楽業界で活動を続けてきました。
不況の音楽業界と言われておりますが、敢えて言わせていただくならば、小林武史やMr.Childrenを中心に、スタッフワークの信頼関係は円熟期に入ってきていると自負しております。
しかし、そんな成熟しつつある我々の日々に満足するだけではなく、新しい出会いを求めるために、新たなプロジェクトとして“B.B.O.apartment”という新会社を設立する運びとなりました。

B.B.O.とは、Bradberry Orchestraの頭文字を取って名付けました。
レイ・ブラッドベリイというSFホラー幻想作家からヒントを得て、想像力の複数形、そんな想像力がハーモニーやリズムを奏でる壮大なオーケストラのように、小林武史が発想したプログレ的コンセプトを「人」が「才能」が集まる「場」として応用したのが、“B.B.O.apartment”だとイメージしてください。
それはOORONG-SHAの歴史や物語、成熟からも自由になって、いろいろな化学反応が、ある意味勝手におこり、居場所を作っていけるような場であることを狙っています。たくさんのキューブが折り重なって一つの建物となり、その中でインフラを共有することで合理化を測っていけるメリットを持ちながら、OORONG-SHAが必要なサポートを行っていきます。
非常に観念的、構造的な話が続きましたが、要するに、ミュージシャンに限らず、俳優・モデル・クリエーター・脚本家など可能性を秘めた多くの人との出会いを作り、映画・ファッション・テレビ・ゲーム・インターネットなど、ジャンルをクロスした活動を目指していきます。

詳しくは近々、ホームページを立ち上げ、そこから様々なインフォメーションを行っていきたいと思います。

株式会社 B.B.O.apartment

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2009年10月1日に大沢伸一とユニット“Bradberry Orchestra”を結成した小林武史。そんな彼が、多くの才能とジャンルレスで可能性に満ちた活動を行なうための場として設立したのがB.B.O.apartment。

ここからどんな刺激的で創造的な作品が世に送り出されていくのか。音楽業界全体が注目していることは間違いない。
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