こころおとのライヴは、聴覚障害者も音楽を楽しめる世界初の空間

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手話バンド:こころおとがスペシャルゲストに藤田恵美(元 ル・クプル)を迎え、11月21日(土)東京The DOORSでワンマンライブ<from 9 to 10>を行なう。

2010年に結成10周年を迎えるこころおとは、「手話」と「音楽」を結び、メンバーの全身から生みだすパフォーマンスで、聴者や聴覚障害者の垣根なく全ての方が楽しめることを追求しているアーティスト。楽曲はポップからバラード、そしてロックまで幅広い音楽性を持つが、既存の音楽の形にとらわれず、実際のボーカルの歌声に合わせ聴覚障害を持つメンバーが手話で歌詞を表現する(デフボーカル)のが最大の特徴だ。

“音楽は耳の聞こえる人たちのだけのものではない”と、聴覚障害者の音楽に対する心の壁を壊すことで音楽へのアプローチを行なってきた、こころおと。

そんな想いのもと、今回はヒビノ株式会社の協賛を得て、ヒビノ開発の床振動と骨伝導ヘッドホンを組み合わせた「体感音楽鑑賞システム」、ならびに聴覚障害者向け集団補聴システム「磁気ループシステム」がライブ会場に設置されるという。こころおとのコンセプトである“音楽を楽しむことに耳の障害は関係ない”の実現に向け、ライブに参加する聴覚障害者も音楽を存分に楽しめる空間作りに挑戦するという。

従来の手話という視覚に訴える音楽に加え、身体全体で感じる振動や僅かな聴力でも聞こえる音響システムと様々な感覚に訴える形で音楽にアプローチする11月21日、これはこころおとにとって、そして音楽の世界にとっても初めての試みであり、新たな挑戦となる。

こころおとワンマンライブ<from 9 to 10>
2009年11月21日(土) 開場17:00 開演18:00
@The DOORS
出演:こころおと、藤田恵美(元 ル・クプル)
前売り\2,000 当日\2,500
※入場時に1ドリンク代300円が必要
チケットぴあ Pコード340-146 受付電話0570-02-9999
ローソンチケット Lコード70944
The DOORS (http://www.livebar-the-doors.net)
京王新線初台駅下車 甲州街道北口より徒歩1分
TEL 03-5350-5800 FAX 03-5351-3099

※ヒビノ株式会社
プロ用音響機器の販売、LEDディスプレイの開発・製造・販売、コンサート音響、イベント映像、4つの事業部門からなる。コンサート音響事業は、パイオニアとして長年業界トップのポジションを確保している。半世紀近くにわたり音響業務に携わってきたヒビノとして、「音楽」を通じて社会貢献したいとの思いから、「体感音楽鑑賞システム」の開発に取り組んでいる。
http://www.hibino.co.jp/

聴覚障害者が音楽を体感できるシステム「体感音楽鑑賞システム」の開発に着手していたヒビノ株式会社は、本年7月にパシフィコ横浜で開催された「ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド2009 ~福祉を支える人とテクノロジーの総合展~」に試作品を出展。展示ブースにやって来たこころおとのデフボーカルの一人とヒビノの開発者 宮本宰の出会いがきっかけで、今回のコラボレーションが実現。こころおとのコンセプト“音楽を楽しむことに耳の障害は関係ない”は、体感音楽鑑賞システムのコンセプト“すべての人たちに音楽の心地良さと興奮を!”に通じている。

※磁気ループシステム
一般的に会議や教室等で使われている聴覚障害者の補聴器を補助する磁気ループを、今回はライブ会場内に張りめぐらせる。観客は自前の補聴器をTモードにすることで、音楽の聴こえ具合を高めることができる。

※体感音楽鑑賞システム
骨伝導ヘッドホンはワイヤレス化を実現。聴覚障害者は受信機と新たに開発された高出力ポータブルヘッドホンアンプを通じて、骨伝導ヘッドホンから伝わるフルレンジ(全音域)の音楽を、振動と音の両面で鑑賞する。床振動では、音を信号処理し主に音楽の基本リズムを形成するバスドラムとベースギターの低域部を中心として床振動させることで、音楽を体感してもらうもの。難聴の程度に関係なく、迫力や陶酔感、そして感動を伝える可能性が期待できる。
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