“情熱のドラム”のヒミツを探る「梶原徹也 教則DVD発売記念ドラムクリニック」レポート

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11月21日、新星堂ROCK INN新宿店にて、元THE BLUE HEARTSのドラマー 梶原徹也の教則DVD発売記念ドラム・クリニックが開催された。

当日は晴天だったこともあり、参加者は100人を超える。THE BLUE HEARTS時代からのファンはもちろんのこと、ドラムを始めたばかりの若年層、さらには女性まで、幅広い層が集まった。店内に入れず、中から観覧する人も出てくるほど…

クリニックはセッティングの話から始まる。梶原自身は頻繁にドラム・クリニックを開催しているのもあり、さすがに手馴れた様子だ。「パワフルに叩き続けるコツは、余計な力をいれないこと」、その為にハイハットとシンバル、スネアとタムの位置が近くなるようにセットしているのだとか。

“梶原らしさ”の象徴とも言うべき8ビートの話になると、参加者全員が話に聞き入るように集中した。こちらも同様、やはり余計な力を入れずに、うまく体重移動することがポイントなのだそうだ。例として「リンダ リンダ」を叩くと、場内からは歓声が上がった。

参加者の質問で最も多かったのはリズム・キープについての質問。パワフルに叩くことはできても、ビートをキープし続けることは難しい。それを克服するために、梶原自身は様々な工夫をしているのだとか。実際に参加者に叩いてもらう1対1でのレッスンでは、すぐに悪い癖を見抜き、改善点を出せるのはさすがである。

そして、お待ちかねのドラム・ソロがスタート。とにかくパワフルではあるが、力任せではなく各パーツが最も鳴る位置を的確に叩くことが重要なのだそうだ。

最後にサイン会が行われ、小さい子供も沢山参加していたのが印象的だった。

今回のイベントは、教則DVD『梶原哲也 THE BLUE HEARTSの曲で学ぶ情熱のベーシック・ドラム』の発売を記念したもの。梶原のプレイはとても“情熱的”である。しかし、そのドラミングは、ただ力いっぱい叩くということではなく、ドラムが持つ音色をできる限り“鳴らす”ことなんだと実感させられるイベントだった。

『THE BLUE HEARTSの曲で学ぶ情熱ベーシック・ドラム』
■ATDV-200
¥3,990(税込)
◆『梶原徹也 THE BLUE HEARTSの曲で学ぶ情熱ベーシック・ドラム』ダイジェスト映像

【収録内容】
・ライヴ・セッション&曲解説
  夕暮れ
  TRAIN-TRAIN
  英雄にあこがれて
  リンダ リンダ
  僕の右手
  ハンマー
  風船爆弾(バンバンバン)
  君のため
・テンポの速い8ビート
・様々なパターンの8ビート
・タムを多用したフレーズ作り
・バンドにおける曲作り
・べーシストとのセッション
・パブ・ロック風フレーズ
・情熱のドラム・ソロ
・THUNDERBEAT

■ミュージック・エア 商品詳細ページ

◆BARKS 楽器チャンネル
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