音楽ライター赤木まみの「ぐずらのつづら」【3】―「GACKT<神威♂楽園 de イキナ祭>」

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オトナになると本気で遊ぶという機会がすごく減る。たとえば友達とゴハンを食べたりお酒を飲んだりということはあっても、それは“おしゃべりを楽しむ”のであって、“本気で遊ぶ”のとはちょっと違う気もする。何かスポーツをやるにしても、私の場合、それ自体を楽しむというより、半分以上はダイエットが目的だったりもするし。そう考えると、最近ほんとに純然たる遊びをしてないな~……などと思っていた今日この頃。

思いっきり遊んできましたよ! GACKTの<神威♂楽園 de イキナ祭>で☆

ちなみにこれは「シンイオスラクエンでイキナマツリ」じゃなく「カムイガクエンでイキナサイ」と読みます。それっていったい何なのか、と言えば、GACKTが企画した、“オトナが本気で遊ぶ”をコンセプトにしたファンクラブ・イベントなのだ。なんだ、ファンクラブ・イベントか、などと甘く見てはいけない。何事にも10000%の力を注ぐGACKTのこと。このイベント・ライヴも、“ここまでやるか!?”とビックリ&脱帽してしまうほどの徹底した遊びっぷりなのだった。

詳しい内容については、まだ追加公演も残ってることだし、書くのは控えるけれど(しかし、ファンクラブ・イベントの追加公演がさいたまスーパーアリーナってすごくない? さすがGACKT!)、設定は神威♂楽園というセレブな学校の入学式。で、そこに出席する人たちは全員制服着用が義務づけられている。よって、GACKTはじめ出演者はもちろんのこと、スタッフ、お客さん、招待関係者も一人残らず制服を着ていかなきゃいけない。GACKTのファンは年齢層も幅広く国際色も豊かなので、会場には詰め襟を着たブルーアイズの金髪外国人のオニイサンがいるかと思えば、自分の子供の制服を借りてきたのかな?と思える40代50代の男子女子もいたりして、それを眺めてるだけでもなんだか心がニコニコ。
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