『JOYSOUND』2009年間カラオケランキング

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カラオケ『JOYSOUND』で歌唱された楽曲の回数に基づいて集計された2009年年間カラオケランキングが発表となったのでご紹介しよう。

今回公表されたのは、以下の9部門。
(1)総合ランキング
(2)アーティストランキング
(3)新人ランキング
(4)アニメ/特撮/ゲームランキング
(5)洋楽ランキング
(6)演歌/歌謡曲ランキング
(7)VOCALOID系ランキング
(8)東方系 ランキング
(9)カラオケJOYSOUND Wiiランキング

◆JOYSOUND2009年年間カラオケランキング各データ

(1)総合ランキングで堂々1位を獲得したのは2008年に引き続きGReeeeNの「キセキ」。うたスキ会員データを基に分析すると、10代~40代まで幅広い年代から歌われていることからも、老若男女からの絶大なる支持がこの強さの源のようだ。上位10曲の楽曲はいずれも、2008年以前に発表された楽曲となっているが、大ヒットを見せた作品は短期間で急上昇(圏外:101位以下)を見せている。

ランキングが安定しているように見える定番作品も、データは常に揺れ動いているようで、2位の高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」などは、分析の結果、2009年前半と比べて後半に歌唱回数が増えており、特に10代の女性による歌唱が増加しているという結果も。2010年ではまた勢力図が変わることだろう。

(2)アーティストランキングは、アーティストごとに歌唱回数を合計したもの。「キセキ」人気もさることながら、ここでは多くの名曲を持つEXILEが総合力で1位を獲得。

(3)新人ランキングは、(2)のデータから2009年にデビューした新人アーティストを抜き出したもの。TV番組での人気、“セツナ系”作品のヒット、話題となった実力派新人といった傾向が見て取れる。

一方、(4)アニメ/特撮/ゲームランキングに関しては、2008年に引き続き、映画やパチンコ・スロット等で話題となった『新世紀エヴァンゲリオン』から「残酷な天使のテーゼ」が1位を獲得。また、『マクロスF』や『涼宮ハルヒの憂鬱』など人気の高いアニメが上位にランクインしており、鉄板作品の目白押し状態。

(5)洋楽ランキングをみてみよう。こちらも多くの定番曲で占められているが、3位「We Are The World」、7位「THRILLER」はマイケル・ジャクソンの訃報によるものと思える。本来であればもっとランキングを賑わせてもいいような気もするが、実際はマイケルの曲を歌いこなせる人は少ないというのが現実かも。「ウッーウッーウマウマ(゜∀゜)」のタイトルで親しまれている「Caramelldansen〈Speedycake Remix〉」は、2009年ならではのラインナップだ。

(6)演歌/歌謡曲ランキングに目を向けてみると、2008年末の音楽番組出場をきっかけに、2009年に入ってから飛躍的にランキングが急上昇した秋元順子の「愛のままで…」が見事に1位を獲得。引き続きジェロの活躍も見事。超定番作品というよりも最新動向がランキングに反映している様子は、演歌ファンもJ-POP同様、常に最新の作品を求め続けている様子が伺える。

近年目を見張る動きを見せているのが(7)VOCALOID系ランキングだ。初音みくをはじめとした音声合成ソフトを駆使しての作品は、音楽制作の既得権を破壊し一般音楽人が、世界中の音楽シーンを席巻する奇跡をも生み出していった。動画共有サイトで人気が出たことでJOYSOUNDに入曲した楽曲のランキングが以下のとおり。supercellの強さはもはや圧倒的といえそうだ。

(8)東方系ランキングは、同人サークル「上海アリス幻樂団」によって制作された『東方Project』と総称されるゲームのBGMを元に、主に一般のユーザーが曲をつけて、インターネット上や即売会等で人気が出た楽曲群だ。こちらもVOCALOID同様、これまでの音楽シーンには浮上してこなかった興味深いデータのひとつ。

(9)最後のカラオケJOYSOUND Wiiランキングは、その名のとおりWii向けカラオケソフト『カラオケJOYSOUND Wii』がインターネットに接続された状態で歌唱された中から集計されたもの。やはりファミリー向けの楽曲が上位に多くランクインしており、ひとえにカラオケといえど、シチュエーションや状況によって、歌いたい曲や支持される作品は大きく変わることが明らかに。このランキングを見て、「楽しそう!」と感じたら、『カラオケJOYSOUND Wii』を手にするべきってこと。満足度は非常に高いはずだから。

※集計期間:2009年1月1日~11月30日。
◆JOYSOUND年間ランキング特集
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