といぼっくす、集中して聴ける仮想A面と仮想B面

ポスト
アコースティック・ユニットといぼっくすの新作『Garbage Collection』が12月16日にリリースとなる。

今作は、ボサ/レゲエ/サイケ・ロックから沖縄音楽のエッセンスまでを大胆に導入したボーカルナンバー中心の仮想「SIDE A」と、クラシカル/タンゴ/ジャズのフレーバーで構成した「架空の夜のサウンドトラック」として構成された仮想「SIDE B」の二部構成となっている。

『Garbage Collection』に関する私的なメモとして、磯田健一郎のメッセージが届いている。

   ◆   ◆   ◆

『Acoustic YMO』からほぼ5年ぶりのリリースとなった本作は、当初はぼくの個人プロジェクトとして発想したものでした。そのため、今までのといぼっくす名義のアルバムとは明確に色彩が異なる部分があります。全曲オリジナルで、なおかつ半分がボーカルナンバーだということが、一番顕著な部分かと思います。

さらに音楽的な境界はより明快に取り払ってしまいました。ボサ、ロック、レゲエ、ジャズ、タンゴ、古典、民俗音楽、沖縄音楽に至る、ぼくやメンバーが愛してきた音楽の記憶たちのかけらが、このアルバムのそこここに飛び込んできています。その断片のどこかが、お聴きくださる方の楽しみの種になればとても幸せです。

収録方法は、例によってPro Toolsを単にレコーダーとしてのみ使った「せぇ~のっ」でのスタジオ・ライブ形式一発録りが基本。そのラフなライブ感の中にも、音楽本来の喜びを感じていただけたらと願っております。

こうした思いを抱きつつ完成させた『Garbage Collection』は、ささやかながら大切なアルバムになった、と思っているのです。

   ◆   ◆   ◆

『Garbage Collection』は、仮想A面と仮想B面が
この記事をポスト

この記事の関連情報