iPhoneのCMでおなじみサブマリンズ、村上春樹との意外な関係

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iPhone3Gの発売以来、TVCM曲として「ユー・ミー・アンド・ブルジョアジー」が起用され話題沸騰となったブレイク・ハザードとジョン・ドラゴネッティによるロサンゼルスのデュオ、サブマリンズだが、彼らの楽曲が再びiPhoneのCMに採用され、更なる話題をさらっている。同じアーティストが2度にわたってアップル商品のCMに起用されることは前代未聞のこと。スティーヴ・ジョブスのお眼鏡にかなったということか?

アコースティック・サウンドにエレクトロニカを絶妙に配したサウンドで、様々な表情を見せるサブマリンズだが、そのかわいらしさの中にもしっかりとした実力を兼ね備えているボーカルのブレイク、彼女の曾祖父はなんとアメリカ文学の最高峰ともいわれるF・スコット・フィッツジェラルドだ。

彼の代表作「華麗なるギャツビー」は村上春樹によって2006年翻訳本が出版されているが、これまでに数々の翻訳本が出版されているなかで、村上版を絶賛する読者も多い。そんな中でブレイクは、なんと村上春樹の大ファンで、英訳された村上春樹の書籍を発売日に買いに行くほどなんだとか。「1Q84」はもう読んだのか?音楽にも造詣の深い村上春樹、彼の世界観がサブマリンズの音楽に影響を与えることもあるのだろうか。アメリカ文学と日本文学、そこを貫く音楽のキーワード、そして2作続けて起用するアップルのCM…、思いもよらぬ化学反応がさまざまなシーンで起こっているのかもしれない。


現在iPhoneのCMに使用されている新曲「サブマリン・シンフォニカ」は、あたかもこのCMの為に作られたかのようにイメージにぴったり。「サブマリン・シンフォニカ」は日本ではマキシ・シングルとして12月16日に発売。全5曲入りの注目作品だ。お見逃しなく。

「サブマリン・シンフォニカ」
2009年12月16日発売
TECI-200 ¥1,490(税込)

『ハニーサックル・ウィークス』
TECI- 24542 \2,520(税込)
1.submarine symphonika
2.the thorny thicket
3.you me and the bourgeoisie※i Phone3G TVCM 曲
4.1940
5.the wake up song
6.swimming pool
7.maybe
8.xavia
9.fern beard
10.brightest hour
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