聴衆の度肝を抜いた14歳、小林愛実

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今、世間から俄然注目を集めている日本人ピアニストと言えば…そう、小林愛実14歳だ。

彼女が演奏するモーツァルト:ピアノ協奏曲第26番の映像は、YouTubeで既に117万ビュー以上を記録。国内では既にファン・サイトも立ち上がり、更に海外でもカーネギーホールで3度の公演、また2009年8月にワルシャワで行なわれたショパン・フェスティヴァルでは、あのアルゲリッチよりも先にチケットが完売、ショパンを生んだポーランドでも大きな話題となるなど、まだ14歳にもかかわらず、日本、及び世界中で注目を集めている期待の新人ピアニストだ。

◆小林愛実「モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番」映像

そんな彼女のメジャー・デビュー決定記念コンサート<小林愛実 日本デビュー・プレミア・コンサート>が12月14日東京赤坂のサントリーホールで行なわれ、14歳とは思えないその確かなテクニックと表現力でマスコミ関係者や観客を大いに魅了することとなった。

2010年2月10日にクラシックの名門レーベル、EMIクラシックスからアルバム『小林愛実デビュー!』でメジャー・デビューを果たす小林愛実。その実力を是非確かめようと集まった満員の聴衆の中で行われたこの日のコンサート。1曲目となったベートーヴェン:ピアノソナタ第21番ハ長調作品53「ワルトシュタイン」が始まるとすぐに小林愛実の情緒豊かな世界が展開。ショパン:エチュード作品10-4、ショパン:マズルカ作品63-3、ショパン:スケルツォ第1番ロ短調作品20、そしてアンコールのショパン:嬰ハ短調遺作まで、大胆なタッチと繊細さをあわせ持った豊かな音の表現力と、全身を使って曲を表現するその演奏スタイルで聴衆に大きな感銘を与えることとなった。

演奏が終了したあとは、司会に音楽評論家の伊熊よし子氏と小林愛実の
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