2009年、最も読まれたニュースランキングTOP100

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2009年もそろそろおしまい。音楽界にとって2009年は波乱の1年だったが、そんな世情は、BARKSのニュース・アクセス・ランキングから面白いように読み取れる。2009年1月1日~12月24日までの間に最も読まれたニュースを集計、TOP100を洗い出してみた。

◆2009年最も読まれたニュースランキング一覧

なんと最も読まれた記事No.1は、yumi「フルートの妖精、yumiデビュー」という2006年の記事だった。バックナンバーもよく読まれるのはBARKSの特徴だが、この記事が引っ張り出されたのは、えなりかずきが別れた云々という芸能報道から。これがえなりクオリティ。同様に34位Avril Lavigne「アヴリル、婚約!」という2005年の記事も、2009年の離婚報道を受けてのことだった。

もちろんこんな困ったちゃん報道だけが人気ニュースではない。64位の辻井伸行「ピアノで泣いたことがありますか? Nステも追いかけた超天才・辻井伸行デビュー!」は、日本のクラシック界に歓喜の炎をあげたすばらしいトピックスであったし、70位アンヴィル「映画『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』にみる、笑いと感動の物語」は、マイケルの『THIS IS IT』とほぼ同時期に公開された映画を紹介したもの。注目度、興行成績ともに比較にはならないが、人生の幸せってなんだろうと考えさせられた感動作品だ。

うれしかった話としては、100位に滑り込んだDEAD END「伝説のバンド、DEAD ENDが復活」や20位Simon & Garfunkel「サイモン&ガーファンクル、16年ぶりの来日公演が決定」といった往年のレジェンドの健在ぶり。同時に2009年に登場してきた話題の新人も熱かった。36位ベッキー・クルーエル「“可愛いにもほどがある!”ベッキー・クルーエルが秋葉原に舞い降りた」も大きな話題となったが、BARKS編集部としては、年末に滑り込んできたORIANTHI「『THIS IS IT』でプレイしていた若き女性ギタリスト、オリアンティ」に注目。12月21日に公開した記事だが、短期間で注目を集め堂々6位にランクイン。2010年の音楽シーンを牽引してくれる新星として、引き続き注目したいところだ。

一方、2009年を振り返るならば、音楽界に流れた涙にも触れておかねばならない。ざっと思いつくだけでもマイケル・ジャクソン(18位、30位、37位、45位、50位、84位、86位、91位、92位)、忌野清志郎、アベフトシ(83位)、class津久井克行(53位)、川村カオリ(28位)、加藤和彦…と、あまりに多くの才能を失ってしまった年でもあった。レス・ポールが天寿を全うしたのも2009年8月のことだった。そして、突然のフジファブリック志村正彦の急逝。当集計後の訃報だったため、ここには現れていないが、そのあまりに突然の驚きはアクセス数字にも表れていた。

さて、暗い話はおしまいにして、ハッピーな話題を振りまいてくれたBARKSニュースMVPは誰だろうか。奇跡の来日を果たしご機嫌な伝説を残してくれたガンズ・アンド・ローゼズは、26位、35位、46位、56位、94位と5本のニュースをランクインさせ、2009年のBARKS的ロックの顔に…と思いきや、いやいや、面白いネタを提供してくれたイカした兄弟を忘れてはいけません。そう、オアシスだ。

脱退/解散という決してハッピーな話ではないのだけれど、何故か、呆れ笑いをしてしまうのはどうしてでしょう。未だ2人が一緒になってくれると期待しているBARKS編集部は馬鹿なのでしょうか。ちなみに、TOP100の中にランクインしたオアシスのニュースは全13本(9位、12位、13位、16位、19位、21位、24位、32位、47位、49位、61位、78位、99位)。もちろんこれはBARKSニュース・ランキング登場最多本数。堂々のMVPアーティストは、文句なしオアシスということで。

さて、2010年は、またどんなニュースが飛び交いますか。笑顔で読めるニュースをお伝えしたいものです。
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