フラワーカンパニーズ、結成20周年を飾る初のオールタイム・ベスト・アルバム『フラカン入門』リリース特集

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フラワーカンパニーズ 初のオールタイム・ベスト・アルバム 『フラカン入門』 2010.1.27リリース特集

──20周年のアニバーサリーの締めくくりとして、今回ベスト盤は素晴らしいタイミングですね。

グレートマエカワ(以下、マエカワ): 最初は別に出すつもりなかったんですよね。他のアーティストが20周年記念ベストとか出しているし、わざわざその流れに乗る必要もないんじゃないかと思って。でも、最近オレたちのライヴに来てくれるファンで“フラカンのアルバムはどれを先に買えばいいのか分からない”という人が多くなってきた。また今まで発表した楽曲を網羅したベストって出していなかったから、このタイミングで発表してもいいんじゃないかって。

──今回の収録曲はファン投票で決めたとか。選曲はその意見も反映されているのですか?

鈴木圭介(以下、鈴木): 反映されているどころか、ファンの意見そのまんまですよ(笑)。

マエカワ: 最初は選曲の参考にでもなれば、という気持ちだったんですけど、アンケートの結果出て来たベスト17曲の流れが、すごく良くて。結果、人気の高かった曲を1位から順番に収録しています。

鈴木: 自分たちで楽曲を決めるよりも、今バンドを好きでいてくれる人がいいと思ったものを、ベストにしたほうがいいんじゃないかって。

──なかには意外な曲もあったりして?

鈴木: 野音のライヴの後でアンケートを実施したから、そこで披露した曲が多いかな。でも、ライヴで演奏してもさして盛り上がりもしない曲がランクインしていて、驚きましたね。

──例えばどんな曲が驚きでしたか?

鈴木: オレは「元気ですか」かな。これが完成した時、絶対にヒットすると思ったんですよ。自分が満足でき、しかも大衆に受け入れられるものがあるって。だけど、さほどヒットすることもなく…。結果、それがトラウマになり、ライヴでもあまり演奏していなかったんです。それなのに、ファンのみんなはちゃんと覚えてくれていたんだ、と思えてうれしかったですね。

マエカワ: オレは「真冬の盆踊り」。特にメロディアスでも泣ける曲でもないけど、これが完成した時は面白いものができたなって思った。今ではライヴで欠かせない1曲。これがなかったら、オレたちのライヴは今頃どうなっていたんだろうって思う。

──改めて、こうやってフラカンの音源を振り返ってみると、ストレートなロックだけでなく、盆踊りっぽいビートや、レゲエ、ヒップホップ的なものにも挑戦したりしていて、とてもクリエイティブなバンドなんですね。

マエカワ: ヒップホップってどれだっけ? あっ「恋をしましょう」だ(笑)。

鈴木: これを作った当時、韓国のポンチャックっていう音楽が注目されていて、それを元に作っているんですよ。だからヒップホップ的なカッコ良さを目指したのではなく、ちょっとキッチュな感じを表現したかったんです。

マエカワ: この頃のオレ達って、カッコいいことをストレートにやるより、ちょっと“いなたい”感じを出したほうがいいという意識があった。改めてこの当時に作った曲を聴くと、気張ってたなオレたち、って思いますね(笑)。

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