業界騒然?毛皮のマリーズがついにメジャー・デビュー

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70'Sパンク、グラムロック等を過剰にデフォルメしたサウンド。寺山修司などに深い影響を受けた詩世界。破壊と狂乱のライヴ・パフォーマンスなど、噂が噂を呼び、アンダーグラウンド・シーンで注目を集めてきた毛皮のマリーズが、ついにメジャー・デビューすることが決定した。

活動を重ねるうちにその存在感を増し、2009年の最新アルバム『Groomy』はタワーレコード・インディーズ・チャートで発売週1位を記録。発売後の全国ワンマン・ツアーは軒並みソールド・アウト。さらに各地の大型ロックフェスティバルに出演し、熱狂のパフォーマンスで話題を呼ぶなど、その人気はインディーズ・シーンでは屈指の存在となっていた。

ちなみに、2009年には数々の伝説的逸話も残している。

4月の大阪公演にて、白熱するライヴ・パフォーマンスにより、フロントマンの志麿遼平が客席にダイヴして腰を骨折、一時ワンマン・ツアーが延期。7月に青森で行なわれた<AOMORI ROCK FESTIVAL'09>では、トリ出演となったステージ上で映画「エヴァンゲリオン」で声優を務める宮村優子と異色のコラボレーションを図るなど、意表を突く活動も物議を呼んだ。9月には、ある音楽雑誌が突然表紙&40ページに渡る大特集を組むなど、ここ最近はインディーズシーンでは収まりきらない話題性を提供していた。また2009年末には、志麿遼平が最も影響を受けた日本のバンドであるTHE YELLOW MONKEYのトリビュート・アルバム(オリコンウィークリーチャート初登場6位)に参加し、その敬愛ぶりが高い評価を得た。そんな毛皮のマリーズがメジャー・デビューを飾るレーベルが、そのTHE YELLOW MONKEYが初期~中期の間在籍していたコロムビアであるというところも興味深い。

毛皮のマリーズのデビュー作となるアルバム『毛皮のマリーズ』は4月21日に発売、アルバムを携えたツアーも決定。アルバム発売直前の4月7日には、タワーレコード限定となるシングル「NO MUSIC, NO LIFE」をリリースする。

フロントマンの志麿遼平は、今回のメジャー・デビュー決定を、次のように語る。

「もし我々の音楽や主張に共感を抱いてバンドを始めた少年がいたとして、その子が数年後に「なんだ、ロックだバンドだ言っても結局くだらねぇじゃねぇか」という思いを絶対させてはならないと今私は強く思っています。(中略) 今まで本気で「世界平和」を託されたポピュラー音楽がありましたか?ロックンロールはそれぐらいの器なんだと私はまだ信じています。ロックンロールは全ての願いを叶える魔法の音楽、そして人類の全ての願いが託された文化だと、私は信じています」

『毛皮のマリーズ』
2010年4月21日発売
COCP-36083 ¥2,500(tax in)
1. ボニーとクライドは今夜も夢中」
2. DIG IT
3. COWGIRL
4. 悲しい男
5. BABYDOLL
6. バンドワゴン
7. サンデーモーニング
8. それすらできない
9. 金がなけりゃ
10. すてきなモリー
11. 晩年

タワーレコード限定シングル
「NO MUSIC, NO LIFE」
2010年4月7日発売
TWCA-12 ¥525(tax in)

アルバム発売記念ワンマンツアー決定!
<Restoration Tour 2010>
5月21日(金)下北沢SHELTER
5月28日(金)札幌BESSE HALL
6月4日(金) 大阪 心斎橋クアトロ
6月12日(土)名古屋アポロシアター
6月20日(日)福岡DRUM SON
6月25日(金)仙台enn
7月11日(日)恵比寿リキッドルーム

【ライブイベント出演】
2月14日(日) 川崎 CLUB CITTA 「DRF5」
3月22日(月) 香川 「SANUKI ROCK COLOSSEUM」
3月23日(火) 高知 X-pt
3月25日(木) 神戸 VARIT.
5月1日(土)-5/2(日) 宮城 エコキャンプみちのく「ARABAKI ROCK FEST .10」

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◆レーベル・サイト
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