五十嵐公太の果報は寝て待つ!第1回「楽器」

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はじめまして、ドラムの五十嵐公太です。

誰にでもそのひとなりのこだわりがあって、意外と生き方にまで大きく影響してしまうもの。でも、あまりこだわりが強過ぎても生きづらくなってしまうから、その時々「いいかげんに!?」にやっていかないと…つまり「ちょうど良い加減に!」

そんなことを考えながら、自分のいろ~んなこだわりを書かせて貰います!

第1回 「楽器」

音楽屋なので、とりあえず楽器にはこだわってるつもりです!?

ドラムを叩いてる!だけでジュウブンに酔っていられた高校生の時から、すぐに楽器の善し悪しが気になり始めた。しかも自分の力量は度外視で。

「このドラム、なんか鳴りがイマイチじゃない?」
「そうだ!もっといい楽器だったら、もっと良い音がでるハズ!」

完全に妄想だ。

なんせカタチから入るタイプなので仕方が無い。目の前のマイドラムセットはあっという間に古ぼけて見える。ひたすらカタログと睨めっこの毎日で欲しくなったら、もう止まらない。結局すぐにバイト代つぎ込んで次から次へ買い替えちゃった!

スネア、シンバル、バスドラ…

初めて買ったY社の廉価版ドラムが3年で最上級モデルへ進化してた!?!で、どうなったか?5年目に全部売っちゃった。

「う~む、なんか、求めてる音じゃないんだよね…」とか言って。笑っちゃうね。みごとな妄想。

その後もいろんな楽器を使ったけれど、今思うと基本的には好きな音ってそんなに変わってる訳じゃない。細かいことを言い出せばいろいろあるし楽器の違いももちろんある。値段が高いといい!ってことでもない。

でも、「これぞ!オレが求めてた音だ!」なんて感動したお気に入りのスネアの音が、半年後には「う~む、何か違う!」ってなことになってしまうのはナゼなんだろう?

それって決して自分の耳が肥えた訳じゃなく、ただ慣れちゃうだけだと思う。つまり、気分。マイ流行が終わっちゃうだけ。

スミマセン、そんなモンなんです。

もちろん手放せない楽器もいくつかあります。しっかりローテーションも出来上がっていて、「そろそろあれが使いたいな…」「あいつが呼んでる!」なんて思うわけ。

で、そのたびに感動する。

「おまえ最高!オレが求めてた音だ!」って。
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