ザ・ブルーハーツの名曲が、レゲエになって登場

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2月10日にコンピ『RESPECT!!! THE BLUE HEARTS -A Reggae Tribute to THE BLUE HEARTS-』が発売となる。タイトルのとおり、ザ・ブルーハーツの楽曲をレゲエトリビュートした作品集だ。

1985年結成、1995年解散から15年経った今もなお色あせることのない伝説のバンドTHE BLUE HEARTSだが、反骨精神と労働者目線、彼らの持つパンク・スピリットは、レベルミュージックとして産声を上げたレゲエと共鳴し合うのは、否定のできないところ。音楽性こそ違うものの、精神性での共通項は多岐に渡ることだろう。

そんなレゲエアーティスト達によるザ・ブルーハーツのカヴァーは、オリジナルのもつメッセージを高く掲げ、全くぶれることなく、自らのレゲエサウンドでザ・ブルーハーツをリスペクト。RYO the SKYWALKERやNG HEAD、CHEHONなど、日本のレゲエシーンを代表する人気アーティスト達が集結し、それぞれに見事なパフォーマンスを見せている。発売前ながら既にレゲエ着うたサイトでもチャートを賑わしており、CD発売とともにさらに話題となることだろう。

■RYO the SKYWALKER
THE BLUE HEARTSの歌詞、メロディーは全箇所パンチラインです。ガキのころから心を揺さぶられ、のちにレゲエに出会って、日本語でそれを作っていこうとしたときに、愛の歌を書くときも、反逆の歌を書くときも、THE BLUE HEARTSの 音楽のまっすぐさが自分の中でひとつのお手本となっていたように思います。今回このダンスホールでのメッセージと何も変わらない、それでいてさらに深い意味を持つ「ダンス・ナンバー」を歌わせていただいたことは、レゲエ人としても非常に光栄です。

■NG HEAD
今となっては伝説、まだ生きていても自分達にとっては既に歴史上の人物のような偉大ささえも感じる。俺達のように社会(大人)になんらかの不満や不安を感じて生きてきた人間の代表として、このくそったれの世界と音楽を武器に戦い、そして癒してきた最低で最高で最悪で最強のアーティストだと思う。

■三宅洋平(犬式)
小学6年の大運動会にて。赤組の応援団だった僕らは、当時流行っていた「情熱の薔薇」を替え歌にして赤組のキラーチューンをつくった、それをNYでレゲエトリビュートすることになるとは、奇遇な縁である。

■RUEED
心からブルーハーツに出会えて良かったと思っています。ジャンルがどうとかの前にまず一度聴いてみてください。ブルーハーツは人生に刺激をくれます。

『RESPECT!!! THE BLUE HEARTS -A Reggae Tribute to THE BLUE HEARTS-』
2010年2月10日
BVCL-53 \2,500 (tax in)
1.人にやさしく / NG HEAD with ヤマカシBAND
2.リンダ リンダ / SUNSQRITT
3.ダンス・ナンバー / RYO the SKYWALKER
4.少年の詩 / MISON-B
5.チェインギャング / DOMINO-KAT
6.TRAIN-TRAIN / EELMAN
7.ラブレター (Acoustic Ver.) / Rickie-G
8.緑のハッパ / 笑連隊
9.青空 / TOMO
10.THE ROLLING MAN / RUDEBWOY FACE
11.TOO MUCH PAIN / PETER MAN
12.月の爆撃機 / RUEED
13.1000のバイオリン / CHEHON
14.情熱の薔薇 / 三宅洋平 (犬式) with WESTLAND

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