1999年に「I'll be there」で鮮烈なデビューを果たし、デビュー・アルバム『Colorado』はオリコン初登場1位を獲得、そんなJ-R&Bブームを代表する実力派女性シンガーTinaが、新作「PRIDE」を携えて復活を遂げた。

◆Tinaコメント動画

さまざまなアーティストへの参加やコラボ作品はあったものの、2005年のベスト・アルバム『Tina Complete Best』以来約5年、オリジナル・アルバムとしては2004年9月のミニ・アルバム『Tina』以来、約5年半もの間、リリースが途切れていたTinaの、待ち望んだ新作の登場だ。

5年の月日はTinaの音楽性やイメージを成熟させ、“LADY SOUL”という揺るがぬキーワードを誕生させていた。自身の音楽を表現する新たにテーマを抱え、ソウル・ミュージックに根差した新たなるTinaワールドの誕生である。

確かな経験、実力と深く広い音楽知識を持つ彼女が放つ「媚びない、群れない、揺るぎない」大人の音楽をここに紹介したい。

──Tina名義では5年振りのリリースですが、その間、どのような活動を?

Tina:ザ・ルーツのクエスト・ラヴに誘われて、フィラデルフィアのイベント<Bkack Lily>に出演したり、アメール・ラリューとツアーを一緒に廻ったり。あとはヒップホップ・ユニットMONTIENで3枚アルバムを出したり、その時自分がコレ!って思うものをやってました。

──その5年を振り返るといかがですか?

Tina:今自分がシンガーとしていられるのは、人との出会いだったり、愛情があったからこそだと思うし、5年で経験したことのどれか一つ欠けても今に到達できてないと思うんです。あの5年間があったからこそ今の私が在るし、後悔は一つもない。すごく幸せな時間でしたね。

──その5年を経ての新たなスタートで、どんなTinaを見せていきたいと?

Tina:今まで私がやってきた楽曲スタイルやイメージも大事にしつつ、今できる楽曲アプローチや歌詞の表現方法もあるなと思って。それって音にすると?と考えた時に、“LADY SOUL”っていうキーワードが頭に浮かんだんです。

──具体的にイメージする“LADY SOUL”とは?

Tina:私が思う“LADY SOUL”は、やっぱりアレサ・フランクリンのイメージがすごく強くて。あとは年齢を重ねた分だけの経験だったり、一人の女性としての“その人そのもの”が楽曲からにじみ出てるようなイメージですね。聴いた人が「すごいソウルだね」って思ってもらえるような。

──そんな“LADY SOUL”を具現化したニュー・シングル「PRIDE」ですが、エイミー・ワインハウスとリンクするようなレトロ・ソウルの雰囲気を醸し出しつつ、ジャズやヒップホップ、昭和歌謡のテイストまでも取り入れたナンバーですね。

Tina:“LADY SOUL”っていってもただ1970年代のソウルを今やるんじゃなくて、2010年のソウル・ミュージックにしたいと、何度もアレンジャーさんとディスカッションを重ねながら作りました。最初は私が思う“LADY SOUL”を伝えるのがすごく大変で。大きなテーマな上に、感覚的なものだから。何度も話して“LADY SOUL”を形にしていったという感じです。

──コーラス・ワークにもこだわったそうですね。

Tina:その世界観を私はコーラスの部分で出来ないかなって。遊び心を取り入れつつ、イナたさの中にあるカッコ良さを表現したコーラスで、(その世界観を)より膨らませればと思ってました。

──ブタを抱いて歌っているミュージック・ヴィデオも遊び心満載で。

Tina:最初はなぜブタ?って思いましたけど(笑)、でもシュールで面白い。今回表現したかった粋だったりウィットに富んでる感じが、表現できたと思います。

「PRIDE」
2010年2月17日発売
ESCL3315 \1,223(税込)
01.PRIDE
02.innamorato
03. Time goes by -I'll be there-

◆「PRIDE」PV動画
◆オフィシャルサイト