[クロスビート取材こぼれ話] ティンテッド・ウィンドウズ/ファウンテインズ・オブ・ウェイン

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ティンテッド・ウインドウズとファウンテインズ・オブ・ウェイン、両バンドの一員として、1月中旬に日本公演を行なったアダム・シュレシンジャー。風邪で体調を崩していたため取材時もかなりしんどそうだったが、鎮痛剤を飲みながら時間いっぱいまでインタビューに応じてくれた。

インタビューの話題は、1970年代末のパワー・ポップ黄金期に。特にアダムはザ・ナックから多大な影響を受けたそうで、「ナックを一発屋だと決めつけてる人は多い。でも、彼らがどれほど優れたポップ・アーティストだったかは、アルバム『ゲット・ザ・ナック』を聴けば即座にわかるはずだ」と、その想いを熱く語ってくれた。

ティンテッド・ウインドウズのライヴでも『ゲット・ザ・ナック』のオープニング曲「レット・ミー・アウト」をカヴァーしていたが…ナックの名曲を、チープ・トリックのバーニー・カルロスのドラムで聴けるとは! そもそもチープ・トリックからインスパイアされたとおぼしき「レット・ミー・アウト」を御本家に叩かせてしまうという遊び心が、いかにもアダムらしい。

インタビュー中、アダムは「ナックのダグ・ファイガーは余命いくばくもないらしい。癌がかなり進行してるそうだ」と心配そうに語っていた。今回のセット・リストに「レット・ミー・アウト」を入れたのも、ダグへのエールだったはず。しかし、あれから約1ヵ月を経た2月14日、ダグ・ファイガー死去の報が…。アダムもさぞ無念なことだろう。

アダムのサイン色紙(写真)、クロスビート4月号で読者プレゼント・コーナーに出品中。上記インタビューを含む特別企画「パワー・ポップ完全ガイド」と合わせて、是非ともご一読を!

◆クロスビート最新号(オフィシャルサイト)
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