1000say、初ワンマンで熱狂の渦に

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1000sayが三部作完結編と銘打った3rdミニアルバム『LIGHTNING AMPLIFIER』のリリースツアー<稲妻ジェーン>の最終公演が、2月11日に下北沢CLUB QUEで行なわれた。この日はバンド史上初のワンマンライブでもあり、あいにくの雨ながら開場前から立ち並ぶファンも多く、期待度の高さを伺わせていた。

◆1000sayライブ画像

定刻を10分程過ぎた頃、爆音のSEにも負けない満員の観客による大歓声に包まれながらメンバーが登場。一曲目「HOLY RAIN」イントロでMAN(G&Vo)とAPI(B&Vo)が腕を振り上げると、オーディエンスも同じように腕を突き上げ応える。ライブの定番となっている「MAGMA ATTACK」前のインスト曲でもメンバーの手拍子に合わせ会場が拍手喝采。いつのまにかコール&レスポンスが自然と成立している。

畳み掛ける様にアッパーな楽曲群で前半戦を終了すると、なにやらドリーミーなSEが…。これもライブの定番、MICHELLE(Syn)によるヴォコーダーを使ったロボ声MCだ。シュールな雰囲気を纏ったまま名曲「STROBO」、続いて「87-DRAGON」とバンドの隠された魅力である深いサウンドスケープを描いていく。

MANが自身のバンドネームの由来を披露して笑いを誘いつつ、全員参加型!と宣言して始まった「FREEZE」。この曲でAPIはベースを置いて、タンバリンや小型キーボードを演奏しながら軽やかにステップを踏んで歌う。MANもカオシレーターを操作しながらオーディエンスを煽る。一風、変わったスタイルだが1000sayの持つロックバンドの枠を超えたポップ感が充分に発揮されていた。

NON(Dr)の繰り出すリズムパターンが特徴的な「OVER THE RAINBOW」、そして彼らの代表曲「LOSTMAN」と多幸感あふれるナンバーで本編が締められた。

アンコールで登場した4人はお揃いのTシャツで登場。2009年、話題になったHONEYPHICKとのコラボTだ。そして演奏されたのは「A WHOLE NEW WORLD」、言わずと知れた映画「アラジン」のテーマ曲である。ロックのダイナミズムの上にミニマルな電子音が絶妙なバランスで配置され、原曲には無い展開やリコードが施された良アレンジ。このカバーバージョンは3月3日にヴィレッジヴァンガード限定で発売されるコンピCD『Disney Rocks!!』に収録される作品だ。

ダブルアンコールにも応え、最後は非常に攻撃的な「ONE STORY REMIX」で会場を熱狂の渦に巻き込み、1000sayの初ワンマンライブの幕は閉じられた。3枚のミニアルバムを総括しながらも、多くのオーディエンスに満足を与える、今後のバンドの方向性を示唆するような充実した内容となった。

<1000say 3rd mini album 『LIGHTNING AMPLIFIER』release tour final ONE MAN!!!! ~稲妻ジェーン~>
2010年2月11日
@下北沢CLUB QUE
- OPENING SE -
1.HOLY RAIN
2.DANCE IN THE SEVEN DAYS
- INSTRUMENTAL ?
3.MAGMA ATTACK
- SE&MC ?
4.ONE STORY
5.PLANET
6.CANARY
- SE&MC ?
7.STROBO
8.87-DRAGON
9.PLUTO[134340]
- MC ?
10.FREEZE
- MC -
11.OVER THE RAINBOW
12.LOSTMAN
EN1 A WHOLE NEW WORLD(from Disney Rocks!!)
EN2 WARM HEART
W.EN1 GREEN GREEN
W.EN2 ONE STORY REMIX

<LIVEスケジュール>
2月26日(金)渋谷DESEO w/ aM、NIRGILIS *オールナイト
3月28日(日)下北沢 CLUB QUE w/ cruyff in the bedroom *ツーマン
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