2009年、誰もが心のどこかで期待しながら諦めかけていた“再臨”を実現させたDEAD END。彼らの2010年最初のライヴが3月20日に東京・JCBホールで開催される<鹿鳴館伝説 ~LEGEND OF ROCK MAY KAN~>第二夜への出演という形で実現することは既報の通りだ。が、なんと急遽、そのわずか2日後に大阪でのライヴが実現することになった。しかもこれは鹿鳴館の30周年とは無関係であるうえに、DEAD ENDの単独公演でもない。そしてその公演には<四鬼夜行-三喰->というタイトルが伴っている。

◆<四鬼夜行-三喰->アーティスト画像

▲DEAD END
▲GASTUNK
▲Pay money To my Pain
▲COCOBAT
<四鬼夜行>とは、かつて1987年にDEAD ENDが実践したことのあるイベントの名称で、その東京公演では、彼らをメインに据えながらMEPHISTOPHELES、DANCER、JEWELといったバンドたちが登場。文字通り、夜を徘徊する4人の鬼たちと、当時のメタル・シーンで勢いのあった3組の東京勢が対峙するかのような形態で行なわれた。

そして今回のイベントは、3月22日、残念ながら大阪のみでの開催となるが、やはり同様に3組の共演バンドたちが名を連ねている。世界規格の轟音をリアルに炸裂させるPay money To my Pain、国内ミクスチャー・ロックの先駆的存在にして重鎮と呼ぶに相応しいCOCOBAT、そしてなんと、DEAD ENDにとってはまさに盟友と呼ぶに相応しいGASTUNKがステージを共にすることになっているのだ。

現在のところ、出演ラインナップに関すること以外はまったく報じられていないが、すでに開催まで1ヵ月もない状況だけに、まずはチケット確保を心掛けたいところ。ライヴ当日、DEAD ENDのステージでドラム・セットの後ろに誰が座ることになるのかも気にかかるところだが、この3月から各地でのライヴが控えているGASTUNKがどのようなステージを披露してくれるのかも楽しみでならない。以前、DEAD ENDのMORRIEは「他人のライヴで震えたのはGASTUNKを観たときだけ」と語っているが、彼が過去、自身のスタイルを確立するうえで、GASTUNKのBAKIを通じて得たインスピレーションから多大な影響をもたらされてきたのは紛れもない事実。その両者が同じステージに立つというだけでも観る側にとっては“事件”だが、おそらくそれは当事者たちにとっても同じことだろう。

また、ここにいわゆる直接的な影響下にあるバンドではなく、鋭角的なセンスを持ちながら、ジャンルや邦楽/洋楽の壁とは無関係な次元で時代に自己を問い続けてきたCOCOBATやPay money To my Painが絡んでくることになるの実に興味深いところ。果たして彼らはいかにして“伝説”に切りかかっていくのか? そこにも注目したい。実際、いわゆるお祭り型のイベントにありがちな余興めいたセッションなどはおそらく期待できないだろうが、それとは180度真逆の、極上の刺激とスリルを味わえることになるに違いない。

繰り返しになるが、今回の<四鬼夜行-三喰->は大阪のみでの開催となっているが、一度、この機会を味わい尽くしてしまった鬼たちが、その後、やすやすと徘徊を止めてしまうとは考えがたい。おそらくは、さらに次の展開すらも頭に浮かべながら、鬼は嗤っているはずなのだ。しかし皆さんには、次のことを想像する前に、まずは今、目の前で繰り広げられることになる異形の塊たちの闘いを目撃して欲しい。3月22日、大阪・なんばHatchで体現される決定的瞬間を見逃すことは、間違いなくあなたに一生モノの後悔をもたらすことだろう。

増田勇一

<四鬼夜行 -三喰->
2010年3月22日(月/祝)
@大阪・なんばHatch
開場16:00開演17:00
出演:DEAD END、GASTUNK、Pay money To my Pain、COCOBAT
前売¥6,300 1F立見 ※入場時別途ドリンク代必要
2010年3月6日(土)チケット一般発売
イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイドなど各種プレイガイドで発売。
(詳細は別紙情報シートをご参照ください)
チケットに関する総合問い合わせ
キョードーインフォメーション:06-7732-8888
http://www.kyodo-osaka.co.jp