キッス、スペシャル・ギグを開いたものの会場が狭くて呼吸困難に

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キッスが火曜日(3月2日)、ロンドンで超レアなライヴを行なった。いつもの何万人も集めるスタジアムやアリーナではなく、なんと800人収容のクラブ、イズリントン・アカデミーでパフォーマンスしたのだ。

収容人数からも想像できるとおり、ここのステージはかなり小さい。といって、アコースティック・ギグだったわけではなく、メイクや衣装はもちろん完璧、仕掛けもできる限り手をつくしたようだ。狭い場所だというのに、コンフェッティ・キャノン(紙吹雪のエアーショット)も使用。しかし、思わぬハプニングを起こしてしまった。その瞬間、メンバーおよびステージ周辺にいた観客は呼吸ができなくなってしまったそうだ。このため、パフォーマンスを予定より早く切り上げざる得なかったという。

フロントマンのポール・スタンレーは、バンドのサイト(Kissonline.com)でこう報告している。「コンフェッティ・キャノンが発射されて、俺ら、ステージを下りるのがやっとという状態になっちまった。全員、息ができなかったんだ。最初はみんな、自分1人がそうなんだって思ったよ。結構、あせったぜ。それ以上続けるのは不可能だった。アンコールのために(ステージに)上がったけど、無理だった。でもどっちみち、たくさんの人が息をのんだサイコーの夜だったよ!」

30年間におよびビッグなステージでしかプレイしていなかったがために起きたこのハプニング。ショウの終盤に起きたのは、幸いだった。キッスはこの夜、最新アルバム『Sonic Boom』からのトラックだけでなく、「Rock And Roll All Nite」「Calling Dr. Love」「Love Gun」「Detroit Rock City」など全12曲をプレイしたという。

Ako Suzuki, London
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