最強のジャズ・コレクション・ガイド「ブルーノートの名盤」

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1996年に発売された書籍「ブルーノートの名盤」の改訂新版「ブルーノートの名盤 200DISC+7」が発売となった。タイトル通り、ルーノートの名盤が勢揃いの1冊だ。

セロニアス・モンク、アート・ブレイキー、ホレス・シルヴァー、ジミー・スミス、リー・モーガン、フレディ・ハバード、ハービー・ハンコックなどのジャズの巨人がブルーノートから巣立ち、マイルス・デイヴィスは『サムシン・エルス』(1958年)を、ジョン・コルトレーンは『ブルー・トレイン』(1957年)という永遠に残るジャズの名盤をブルーノートに残した。当書籍にはそんなジャズ最高のレーベルの207枚の名盤を網羅、紹介している書籍だ。

「トランペット」「トロンボーン」「テナー・サックス」「ピアノ」など、アルバムは楽器別に分類され、ジャズ評論界を代表する13人の豪華解説陣により紹介。編者の行方均による書き下ろし「ブルーノート200+7 名盤とその時代」も掲載されている。

ドイツからの移民であるアルフレッド・ライオンにより1939年のニューヨークに産声を上げたブルーノートの歴史は、モダン・ジャズの歴史そのものだ。アート・ブレイキー『バードランドの夜』(1954年)はハードバップ誕生の瞬間を記録し、ハービー・ハンコック『処女航海』(1965年)は現代最高のジャズメンが60年代に残した最高傑作。ソニー・クラークの『クール・ストラッティン』(1958年)は特に日本で多くのファンを持ち、21世紀に入ってからも累計セールスを大きく伸ばしている作品のひとつだ。2009年創立70周年を迎えたレーベルは現在も活発に作品を発表し、最近で言えばノラ・ジョーンズもデビュー以来のブルーノートの一員である。

2009年、レーベルの名盤150作品を1,100円の低価格で発売した「ブルーノート ベスト&モア」シリーズは、セールス40万枚を超えたセールスを記録。大好評を得て、アンコールとしてさらに70作品が1,100円シリーズの仲間入りを果たした。1950~1960年代の作品が21世紀の今もなお支持されているのは名作の証。そんなジャズ・レーベルを余すことなく紹介したのが、「ブルーノートの名盤 200DISC+7」である。

現在、EMIミュージック・ジャパンのウェブサイトSoundTown Jazzにて、この書籍のプレゼントが実施されている。

「ブルーノートの名盤 200DISC+7」
2010年2月26日発売 1,995円(税込)
編:行方均
発行:学研パブリッシング
◆学研オフィシャルサイト
◆SoundTown Jazzサイト
◆EMIミュージック ブルーノート ベスト&モア
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