映画『プレシャス』最優秀助演女優賞にラッパーたちがお祝いの‘つぶやき’。

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米時間で7日に発表された第82回アカデミー賞で最優秀助演女優賞に輝いたコメディエンヌで女優のモニーク(Mo'Nique)に、ヒップホップ・アーティストらからお祝いの‘つぶやき’が続々と寄せられている。

すでにサンダンス映画祭やトロント国際映画祭など各映画祭で多数の受賞を誇り、今回のアカデミー賞では作品賞、監督賞、主演女優賞なども含め6部門にノミネートされるなど評価の高い映画『プレシャス』。中でも賞賛を浴びたのは、主人公の娘を虐待する母親役を演じアカデミー最優秀助演女優賞を手にしたモニーク。これまでのコメディエンヌとしてのイメージとは真逆のキャラクターを見事に演じきり、初のオスカーを手にした。

これを祝して、ツイッターでは早くも多くのアーティストからお祝いコメントがつぶやかれた。スタイルズ・P(Styles P)は、「『プレシャス』は受賞すべき作品だね! あれはクラシックな映画だからな! もっと受賞してもいいくらいだ! YEAH YEAH YEAH 素晴らしいパフォーマンスを見せたシスターに敬礼!」とコメントをしている。レイクウォン(Raekwon)やプロデューサーでラッパーのディディ(Diddy)も興奮した調子のコメントを残す中、Qティップ(Q-Tip)は冷静に「受賞スピーチの時にモニークが(監督の)リー・ダニエルズの名前を飛ばしたな……なんでだろう」と指摘しつつ、「モニークが受賞して嬉しい。彼女は地に足のついた素晴らしい女性だからね」と喜びを表している。

『プレシャス』は、1987年、ニューヨークはハーレムで過酷な運命を生きる16歳のアフリカ系アメリカ人少女、プレシャスの人生を描く人間ドラマ。モニークは、プレシャスを虐待する母親役を熱演している。地味なソーシャルワーカー役に挑んだマライア・キャリー(Mariah Carey)の他、看護師役にレニー・クラヴィッツ(Lenny Kravitz)、女性教師役にロビン・シック(Robin Thicke)の妻で女優のポーラ・パットン(Paula Patton)らが出演している。日本では4月24日から全国公開。

text by notrax
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