録音レベルの自動調節機能を備えた小型PCMレコーダー「R-05」

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ローランドは、「R-09」シリーズの高音質設計を継承しながら、さらなる小型化とリーズナブルな価格を実現したリニアPCMレコーダー「R-05」を発売する。

「R-05」は、同社の「R-09HR」より、さらなるコンパクト化を実現したWAVE/MP3レコーダー。剛性の高いアルミボディは可搬性にも優れ、シーンを選ばず利用が可能だ。アルカリ単3乾電池2本で、16時間以上の録音、30時間以上の再生が可能。録音メディアとして32GBまでのSDHCカードに対応。MP3(128kbps)では500時間以上、24bit/96kHzの最高音質でも約15時間の長時間記録が行える。本体には三脚穴を装備。汎用のカメラ三脚にダイレクトに取り付けることができるほか、別売りのマイク・スタンド・アダプター使用で一般的なマイク・スタンドへのセッティングも可能だ。また、風や息などによる吹かれを低減する専用のウィンド・スクリーンも付属するので、野外での録音にも不安はない。

本体内蔵マイクは、バック・エレクトレット・タイプのコンデンサーマイクを搭載。フラットな特性の無指向性マイクの採用で豊かな低域感が、独自開発のマイクハウジング構造で豊かなステレオ感が得られる。

機能面での注目は、録音レベルを自動調節できるリハーサル機能だ。高音質での録音にはレベル調整が不可欠だが、初心者には難しいし、熟練者にとっても面倒なもの。「R-05」は本体の「REHEARSAL」ボタンを押して、録りたい音を演奏/再生することで、自動的にレベル調整が終了するというカンタンさ。誰でもすぐに最適なレベル設定で録音ができるのだ。

録音ミスを防ぐさまざまな機能もうれしいところ。突然の大音量でも入力レベルを抑え、音割れを防ぐリミッター回路を搭載。また、録音中に入力レベルを自動でコントロールしてくれるオート・ゲイン・コントロールも装備。音量変化の大きいソースでも安定したレベルでの録音が可能だ。

R-05独自の新機能としては、「プリ・レコーディング」機能が光る。これは録音開始ボタンを押した2秒前からの記録ができるもの。録音開始タイミングが難しい音源も録り逃すことなく録音できる。設定した時間や入力レベルに達した段階での録音スタートが可能な「自動録音開始機能」も装備する。

WAVフォーマットとMP3フォーマットの同時録音も便利な機能だ。録音データは高音質のWAVファイルで残したいが、バンドメンバーにメールで送る際にはMP3で、といった場合も変換作業が省ける。また、「R-05」本体内でWAVからMP3への変換も可能だ。

また、本体のみで多彩な編集ができるのも魅力だ。ファイルの分割や、結合をはじめ、スタートポイントとエンドポイントを指定したトリム機能も備える。さらに、録音中に機能するスプリット機能は、ファイル・サイズや入力レベルの設定による自動スプリットと、スプリット・ボタンによる手動スプリットの2つに対応する。

多彩なオプションも魅力の1つ。専用カバーとウィンドウスクリーンによるオプションセット「OP-R05C」(4,935円)、シリコン・ラバー・ケース「OP-R05S」(2,200円)、キャリング・ポーチ「OP-RP1」(3,675円)、プラグインパワー対応のコンデンサーマイクにホルダーやスクリーン、スタンドなどを付属したワンポイント・ステレオ・マイク「CS-15S」(11,760円)、マイク・スタンド・アダプター「OP-MSA1」(2,100円)、バイノーラル録音が手軽に行えるイヤホン一体型コンデンサー・マイク「CS-10EM」(9,870円)などが用意される。

なお、ローランドではオーディオレコーダーを「EDIROL」ブランドでリリースしてきたが、今後はオーディオレコーダー製品を「Roland」ブランドに統一。「R-05」も「Roland」ブランドでのリリースとなる。また、既発売の上位モデル「R-09HR」は本体のロゴやパッケージデザイン、同梱物を変更。新パッケージでは、アクリル製簡易スタンドの代わりに専用カバーケース(OP-R09HR-C同等品)が付属することになる。

<おもな仕様>
●レコーダー部
トラック数:2(ステレオ)
信号処理:AD/DA変換=24bit、44.1/48/88.2/96kHz
データ・タイプ[録音時]※ステレオのみ:
 ○WAVE:サンプリング周波数=44.1/48/88.2/96kHz、ビット数=16/24ビット
 ○MP3(MPEG-1 Audio Layer 3):サンプリング周波数=44.1/48kHz、ビット・レート=64/96/128/160/192/224/320kbps
 ○WAVE + MP3:サンプリング周波数=44.1/48kHz、ビット数=16ビット固定、ビット・レート=128kbps固定 データ・タイプ[再生時]:
 ○WAVE:サンプリング周波数=32/44.1/48/88.2/96kHz、ビット数=16/24ビット
 ○MP3(MPEG-1 Audio Layer 3):サンプリング周波数=32/44.1/48kHz、ビット・レート=32~320kbpsまたはVBR(Variable Bit Rate)
記憶メディア:SDカード ※SDHC規格対応
●入出力
オーディオ入力:内蔵マイク(ステレオ)、マイク入力端子(ステレオ・ミニ・タイプ、プラグイン・パワー対応)、ライン入力 ※マイク、ライン同時使用不可(ライン入力優先)
オーディオ出力:ヘッドホン端子(ステレオ・ミニ・タイプ)
規定入力レベル(可変):マイク入力=-33dBu(MIC GAIN H、デフォルトのインプット・レベル)、マイク入力=-15dBu(MIC GAIN L、デフォルトのインプット・レベル)、ライン入力=-7dBu(デフォルトのインプット・レベル) ※0dBu=0.775Vrms
入力インピーダンス:マイク入力(MIC GAIN H)=約7kΩ、マイク入力(MIC GAIN L)=約5kΩ、ライン入力=約8kΩ
出力レベル:20mW+20mW(16Ω負荷時)
推奨負荷インピーダンス:16Ω以上
周波数特性:20Hz~40kHz
USBインターフェース:ミニBタイプ端子 ※USB 2.0/1.1マスストレージ・デバイス・クラス対応
●エフェクト
リバーブ:4種類(Hall1、Hall2、Room、Plate)
変速再生:50%~150%のスピード ※再生時のみ、88.2/96kHz再生時除く。リバーブと変速再生は同時使用不可
●その他
ディスプレイ:128×64ドット・グラフィック・ディスプレイ
電源:ACアダプター、単3型電池×2(アルカリ乾電池、またはニッケル水素電池)
消費電流:290mA(最大)
アルカリ電池使用時の連続使用可能時間:連続再生=30時間以上、連続録音=16時間以上
付属品:取扱説明書、かんたんスタートガイド、SDカード、USBケーブル、ウィンド・スクリーン、乾電池(単三×2本)
外形寸法:60×103×25mm(W×D×H)mm
質量:140g

◆R-05
発売日:2010年4月下旬予定
価格:オープン(予想実売価格:25,000円前後)

◆R-05 製品詳細ページ
◆ローランド

◆BARKS 楽器チャンネル
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