五十嵐公太の果報は寝て待つ!第3回「木」

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なじみの深い「木」の話。

いろんな意味で大切なのは重々承知しているけど、実はドラマーにとって、そして音楽家にとって「木」は無くてはならない存在だ。

まず、ドラムや打楽器本体。和太鼓にしろドラムセットにしろ基本は木材。多くのメーカーが木材以外の材料でドラムを作ってるけど,やっぱり木製のドラムとは何かが違う。

「響き」

木の響き方には独特の味わいと暖かみがある。ドラム本体だけじゃない。スティック!つまり鉢ね。これも木材ならではの響きが大切。その上、その独特なしなりと打ったときの手の感触が他の材料のものとは明らかに違うんだ。

ドラム以外の楽器、そして、ほかの音に関する全般に言えること。ピアノ、ギターやバイオリンなどの弦楽器も「木」であることがすごく重要。スピーカーだって、今だに木に拘ってるメーカーも多い。

コンサートホールなんか、もの凄~くお金をかけて「木」をつかってるじゃない!?床や壁板がすべて木材で作られているライブハウスも何軒か知ってるけれど、大概どこも決まって音がいい!自然な響き方が演奏者に心地良く、素直にノれる。

キモチい~のだ。

こんなに大切な「木」なのにいままでの無計画な伐採の影響か温暖化の影響か!?いま、木材が無い!?!良い材料が乏しい!良い木が無いから良い楽器が少ない。

そして、このままじゃ・・・え~? ナ・ク・ナ・ル?

木がなくなったらもう、ゼンゼンダメだ~!化学合成の資材で作られた、味気ない楽器で味のある音楽を作るの?なんて考えるだけで疲れちゃう。

当たり前のことなのですが、大切にするのは目の前のサクラの木だけじゃダメなのだ~。

う~む。

「木」に乾杯!ありがとう。
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