セックス・ピストルズ、マルコム・マクラーレンを追悼

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先週(4月8日)亡くなった、パンクのゴッドファーザー的存在、マルコム・マクラーレンにミュージシャン、ファッション関係者から続々と追悼の言葉が寄せられている。

セックス・ピストルズのフロントマン、ジョン・ライドンは、当時の芸名ジョニー・ロットンの名義で「マルクはいつだって人を楽しませていた。みんなにも、それを覚えていて欲しい。何にもまして、彼はエンターテイナーだった。俺は彼を忘れない。みんなもそうあるべきだ」との声明を発表。ギタリストのスティーヴ・ジョーンズは「マルコムのことが大好きだった。彼のことは、ピストルズが結成される前、17のときから知っている」「マルコムはパンク界のブライアン・エプスタインだった。彼なしでは、あんな風にはなり得なかった」とコメント。

また元クラッシュのミック・ジョーンズは「マルコムは、ザ・クラッシュや俺がやってきたことすべてに大きな影響を与えた。本当に寂しい」、元クリエイション・レコーズのアラン・マッギーは「大ショックだ。彼は、70年代終わり、俺が尊敬し憧れていた大物だった」とNMEに話している。

公私に渡りマクラレンのパートナーだったデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッドは「ものすごいカリスマ性を持った才能あふれる人」との賛辞を送り、「若いとき、彼と恋に落ちた。ビューティフルな人だった。いまでもそう思っている」と追悼した。彼が亡くなる際には、2人の間に誕生した息子ジョーが付き添ったという。そのジョーは「父はオリジナルのパンク・ロッカーで、世界に大きな変革をもたらした。本当に誇りに思っている」と話している。

そして、ある音楽ジャーナリストの「マルコム・マクラーレンがいなかったら、ブリティッシュ・パンクは生まれなかった」との言葉は、まさにマクラレンの功績を言い当てているだろう。

Ako Suzuki, London
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