BIGELF、70年代を背負った唯我独尊のオルガン・バンドが大ブレイク

ツイート
このルックス、そしてこの音! 21世紀のいま、70年代のルックスと大仰な音楽性を前面に推し出した姿で現れた4人組のロックバンドBIGELFが、世界各国で大ブレイク。日本でも大きな話題になりそうだ。

【関連動画】「ロックンロールの悪魔」映像

長髪に髭ヅラ、むさくるしい男たちが奏でる音楽は、いかにも70年代。ステージ中央にオルガン2台を配置し、それを縦横無尽に操る奇跡のカリスマ・キーボーディスト、Damon Foxを中心とした4人組だ。メタル、プログレ、サイケなどの音楽性を貪欲に吸収し、オルガンを中心とした音作りの唯一無二の音楽性は、ザ・ビートルズ、ピンク・フロイド、クイーン、ブラック・サバスの進化形と称され、「今一番センセーショナルなバンド」と呼ばれている。

日本デビューとなるのは4月14日発売のアルバム『鍵盤狂奏曲 第1幕:ビッグ・エルフ』(原題:Cheat The Gallows)。キャッチーで泣きのあるメロディ、大仰なまでに盛り上げるリズム・セクション、そしてへヴィなギターリフ。楽曲はどれも展開が複雑で、60年代、70年代のプログレなどのフレーバーがプンプン臭う。しかしながら日本人好みな泣きのテイストが満載で、欧米での人気と同じように、日本でも受け入れられることは確実だ。

BIGELFは1996年に『CLOSER TO DOOM』でデビュー。当時からその存在感は圧倒的で、カルトな人気を博してヨーロッパで人気を集めた。その後、2枚のアルバムを発表。日本デビューとなる『鍵盤狂奏曲 第1幕:ビッグ・エルフ』をアメリカで2008年、ヨーロッパで2009年にリリースすると、各国のメディアが飛びついた。

ドリーム・シアターのリーダー、マイク・ポートノイが彼らの大ファンということで、ワールドツアーのサポートに大抜擢。独自のサウンドとパフォーマンスでファンの度肝を抜いた。

さて、アルバム『鍵盤狂奏曲 第1幕:ビッグ・エルフ』である。冒頭からブラック・サバス並みのへヴィリフ、オジー・オズボーンを彷彿とさせるヴォーカル、そして過剰なまでのオルガン、メロトロンが空間を埋め尽くす。そこかしこに、プログレやメタル界の先達をリスペクトしたフレーズが飛び出し、ここらあたりに詳しいリスナーはニヤリと微笑める要素が満載だ。

このアルバムは、学割商品<アカデミック版>がタワー・レコード店頭のみで限定販売される。もちろん日本限定企画だ。アルバムを買わなくなった、またはCDショップに行かなくなった若者にも聴いてもらいたいというレコード会社の思いを受けての企画だ。学生証を提示すれば、通常価格\2,700を特別価格\1,700で購入することができる。

BIGELFは、<サマーソニック2010>への参戦も決定。日本での初お目見えになる。こちらも注目だ。いまだからこそ、古臭くなくて新鮮。隅々まで神経の行き届いた音作り。これぞロックというサウンドを楽しみたい人はぜひ。

『鍵盤狂奏曲 第1幕:ビッグ・エルフ』
QIHC-30001通常盤:\2,700(tax in)
アカデミック盤:\1,700(tax in)
アカデミック盤はタワーレコード店頭のみの販売。生産限定商品、学生/就学者を対象商品。レジにて証明書提示して購入となります。

◆「マネー~悪魔の囁き~」映像

◆ハイドラント・ミュージック オフィシャルサイト
この記事をツイート

この記事の関連情報