サンボマスター、『ソラニン』マル秘試写会を実施

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映画『ソラニン』が大ヒットスタートを記録している中、「祝!近藤洋一俳優デビュー」とし、サンボマスターの山口隆、木内泰史、「風とロック」のディレクター箭内道彦が3人だけの『ソラニン』マル秘試写会を実施した。

◆サンボマスター『ソラニン』マル秘試写会画像

映画上映前には、近藤洋一による3人のための舞台挨拶が行なわれ、上映後には『ソラニン』について、皆の思い出話について熱く語りあうという和気あいあいとしたものとなった。

収録開始冒頭、サンボマスターの2人は、「普段から一緒にいる近ちゃん(近藤洋一)が映画に出ているから、こっちが緊張して見られない」(山口)、「演技するということは、今までと全く知らない近ちゃんがいるわけだから、どういう感情になるのか分らない。」(木内)と花嫁を見守る父親のように不安な様子…。

そんな中、本編上映を前に、箭内から“日本アカデミー賞助演男優賞の最有力候補”という紹介のもとに近藤が姿を現すと、サンボマスターの2人のテンションも妙にだだ上がり。記者に扮した山口と木内から、近藤への質問が飛び出した。

質問を受けた近藤は、「僕が演じた加藤は、大学6年生のベーシストですが、僕自身、10年前に大学6年生までいくという経験をし、人生を賭けた役づくりをしました」と爆笑。また、「俳優の方でも一生に何度かハマり役があると思うのですが、僕には加藤以上のハマリ役はないと思いました」と挨拶を終え、3人だけの特別上映会が始まった。

上映終了後のサンボマスターの2人の第一声は、「最初のセリフを聞いた時から、近藤洋一だと思わなかった」と加藤を演じた近藤と「ソラニン」を大絶賛。その後、サンボマスターの3人と箭内による熱いトークが繰り広げられた。

「重い部分はあるけど、普通の人たちの普通が描かれている作品。そして、宮崎さんを観ていて、自分が生きながら何かを証明していくことが大事なんだなと感じさせてくれた。過去に戻りたくはなくて、それを超えて生きたいと思わせてくれる作品だった」──箭内道彦

「加藤が最初に登場した時のセリフから、近藤洋一ではなく加藤に見えた。ビリーのドラムは個性があっていいし、宮崎さんや高良くんも最高だった。でも、やっぱりバンドは3ピースなので近藤洋一は必要だなと思いました。『ソラニン』を観ていて、色々な答えがあっていいんだなと思ったし、悲しいシーンはたくさんあるけど力をもらえました」──山口隆

「この映画は、10年後でも10代~20代前半の人達が観ていく、語り継がれる作品だと思うので、そこに近ちゃんが出ていると思うと誇らしいですね。実は映画を観る前は恐くて、それはどうしてだろうと思っていたのですが、近ちゃんを観るのを、自分をTVで観るような感じで考えているからだなと思いました。それだけバンドの絆が深いってことなんだなと思いましたね」──木内泰史

近藤は撮影を振り返り、「最初の2~3つのセリフを言ってからは、自分でも加藤だと思うことができました。今日は半年ぶりに映画を観たのですが、最後のライブのシーンはすごいリアルで、昔を思い出しました」と感想を語った。

この様子は、4月24日(土)のラジオ「風とロック」(TOKYO FM 25:30~)にて放送となる。また、同内容は5月発売の月刊「風とロック」でも掲載される予定だ。

「祝!近藤洋一俳優デビュー」『ソラニン』マル秘試写会
2010年4月9日
@アスミックエース試写室 (東京都港区六本木6-1-24 ラピロス六本木3F)
登壇者:近藤洋一(サンボマスター ベースとコーラス)
ゲスト:山口隆(サンボマスター 唄とギター)、木内泰史(サンボマスター ドラムスとコーラス)、箭内道彦
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