クラシック・フェンダーアンプと同等の入力回路を装備したギター向けインピーダンスマッチボックス「ZBox」

ポスト
ハイ・リゾリューションは、ギターを主体としたアナログ楽器と音楽制作に使用するデジタルツールのギャップを埋める、画期的なツール「MOTU ZBox」を発売する。

「ZBox」は、ギターのインピーダンスマッチボックス。出力されたインピーダンスをオーディオインターフェイスなどの機器の楽器入力に接続するための小さなデバイスだ。

オーディオインターフェイスやミキサー、マルチエフェクター、ワイヤレストランスミッターなどの音響機器に装備されているギター入力(多くはInstrumentやHi-Zと表記される)のほとんどは、単にハイインピーダンスの仕様になっているだけで、実際のギターやベースアンプの入力回路と異なる。このことにより、ギター本来のサウンドをDSP処理できず、明る過ぎる、あるいは細くなるなど、不自然さを生む原因となっている。この問題を解決するため、コンピューターベースのオーディオ処理において市場で最も長い歴史と経験を持ち、現在もなお最もグローバル対応したオーディオインターフェイス を供給し続けるMOTU社が出した結果が「ZBox」だ。

「ZBox」は、クラシック・フェンダーアンプと同等の入力回路を装備し、ギターアンプの入力と同じインピーダンス特性で信号を接続機器に送ることで、ギター本来の自然なサウンド処理を実現する。これによりアンプシミュレーターと呼ばれるソフトウェアギターアンプを使用した際に、これまでとは異なるリアルなアンプサウンドを感じられるというわけだ。

「ZBox」の有効性はオーディオインターフェイスやソフトウェアだけにとどまらない。マルチエフェクターやミキサー、ワイヤレスシステムなど、ギターとの間に接続するだけでこの小さな箱によってすべてのデジタル処理が生まれ変わるのだという。

取扱は非常に簡単。特別なドライバーやソフトウェアはもちろんのこと、電源も必要ない。ギターを「ZBox」のHi-ZまたはLo-Z(音が良いと感じた方)に接続して、その出力を好きな機器の楽器(Hi-Z)入力に接続するだけだ。手持ちの環境におけるギター録音の音質に不満がある人は要チェックのアイテムだ。

◆ZBox
ブランド:MOTU
価格:オープン(実勢価格 6,000円)

◆MOTU ZBox詳細ページ
◆ハイ・リゾリューション
この記事をポスト

この記事の関連情報