聴きたい曲をリクエスト、オムニバスライブ<REQUESTAGE>大盛況

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「数多くのリクエストを得る、旬のアーティストたちのステージをリスナーに!」

そんなコンセプトの元、FM802の看板番組のひとつ「ROCK KIDS 802」(月~木曜21:00~25:00)が提供するオムニバスライブ<REQUESTAGE>が、2010年も大阪城ホールで開かれた。

◆オムニバスライブ<REQUESTAGE>画像

数えて8回目となる今回も、HIP HOP、R&B、アコースティック・サウンド、テクノポップ、ロック…と、バラエティに富むジャンルで活躍するアーティストたち5組が出演。セットリスト(選曲及び曲順)はリクエストに応える形で構成されており、オーディエンスの望む耳なじみのある曲ばかりで構成されるのもこのライブならではのもの。ステージ転換時には、番組のDJたちによるラジオドラマ風映像が盛り込まれ、趣向もたっぷり。常時盛り上がりっぱなしのライブとなった。

トップバッターとして会場を一気にヒートアップさせたのは、自称「湘南から来た日本一危ないアーティスト」湘南乃風。登場するや否や、彼らの放つ力強いラップビート、熱いポジティブメッセージに、オーディエンスもタオルを振り回して応えていく。煽りながらも汗まみれで会場を一体にする力はサスガの一言だ。

キュートさだけではなく、黒づくめの衣装でクール&ファッショナブルなパフォーマンスを見せて声援を浴びていたのが加藤ミリヤ。右腕に「OSAKA」、左腕にイベントの回数を示す「8」という文字を入れるなど、気合い充分。持ち前の情感豊かなボーカルで観客の心をつかんでいた。

一転、盛り上がる心と身体を穏やかにクールダウンさせてくれたのが、アコースティック・スタイルで登場した秦 基博だ。叙情的なメロディ、繊細な感性が際立つ歌詞、そして爽やかな歌声も印象的。リクエストの応えるということから、ボックスステップ(!)も特別に披露。カットしたばかりというヘアースタイルとともに大きな拍手を浴びていた。

2009年に続き出演を果たしたのが、Perfume。白と青で統一された鮮やかな衣装とともに登場し、爆音ビートが響く中、ノリのいいテクノポップを次々と披露した。聴覚だけでなく、抜群のダンス・アンサンブルでオーディエンスの視覚も刺激。大ヒットナンバー「ポリリズム」をはじめとして、コール&レスポンスで盛り上げながら5曲を歌い切った。

最後に登場したのが、ASIAN KUNG-FU GENERATION。待ちかねたファンの手拍子で迎えられた彼らは、持ち前のミクスチャー・ロック・サウンドで堂々としたステージを見せつけていく。エネルギッシュなパフォーマンスにオーディエンスもコブシを挙げて応える。他の出演者たちのステージに触発されて「いつもより5割増しに派手な衣装にした(笑)」(後藤正文)とユーモアを交えながら、力強いビートを放っていた。

「音楽にジャンルっていらないんじゃないか。そういう意味でも、今日のライブに呼んでもらえて感謝しています」とは、アジカンの後藤がアンコールで登場した際に語った言葉。ラジオでもおなじみの楽曲がズラリの密度の濃いステージとなったこの日。参加したオーディエンスも同じ思いを感じたことだろう。

この模様は、6月21日(月)~24日(木)22:35~22:55(21:00~25:00)FM802「ROCK KIDS802 SPECIAL-REQUESTAGE8-」で、ライブの模様を一部がオンエアとなる。

<FM802 ROCK KIDS 802 SPECIAL LIVE ~REQUESTAGE 8~>
2010年4月29日(祝・木)
@大阪城ホール
出演:湘南乃風、加藤ミリヤ、秦基博、Perfume、ASIAN KUNG-FU GENERATION(演奏順)
DJ:浅井博章、西田新、大抜卓人、落合健太郎
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