スマイレージ、街頭広告の不自然すぎるロゴは話題の技術「AR」だった

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現在、都内の各所で展開中のスマイレージ「夢見る 15歳」の広告(ストリートボード、ポスター)に、最近騒がれている「AR技術」が用いられていることが明らかになった。

◆ARマーカー(ロゴ)を使って表示させたスマイレージの画像、本人たちが驚くTVCMスポット

ARとは「拡張現実」とも言われ、現実の世界にコンピューターを使って情報を付加する技術のこと。最近よく見かけるのは、2次元のパターン(ARマーカー)をWebカメラで映し出すと、3DCGをリアルタイム合成して表示する、というもの。新垣結衣を用いたウォークマン「Play You.」のキャンペーンや、青森県むつ市在住のバンド、amazarashiの6月9日にリリースされるメジャー移籍第一弾EP「爆弾の作り方」にもこのARが用いられている。

そして先日(5月20日付け)、「スマイレージの広告のロゴが明らかにデカすぎる」と、不自然なほどに大きいロゴについてBARKSのスマイレージ担当である記者は指摘した。ところが、事もあろうにこのメンバーの顔よりも大きなロゴこそがARマーカーだったのだ。

街中の広告、もしくはスマイレージのオフィシャルサイトに用意されているロゴを、オフィシャルサイトに用意された特設ページからWebカメラを使って読み取ると、そこに現れるのはなんとスマイレージの4人の3D映像。出現した“プチ・スマイレージ”は、5月26日リリースの、スマイレージのメジャーデビューシングル「夢見る 15歳」をパフォーマンスしてくれるのだ。

「リリース日にロゴがQRコードに張り替えられるのでは?」、「ロゴの部分が小窓になっていて、何か出てくるのでは?」、「単に空いたスペースを埋めただけ。」などなど、ここ数日、Web上ではこの不自然なロゴについて様々な意見が飛び交っていたが、実はARだったなんて、こんな展開を一体誰が予想できたであろうか。そして、街頭の広告にARマーカーを仕込むといったプロモーション展開を図ったアイドルグループは、間違いなく今回のスマイレージが初だろう。

これからメジャーシーンへと飛び出そうとするアイドルグループが利用した、ARという今まさにホットな技術。思えばスマイレージは、保守的体質とさえいわれる音楽業界において、Twitter上でイベントを定期的に開催したり、さらにその模様をUSTREAMで配信してみたりと、これまでも新しいものを柔軟に取り入れてきた。そんなグループなだけに、ARの採用・投入というのも、彼女たち、そして彼女たちを支えるスタッフの間では、ごく自然なことだったのかもしれない。

とはいえ、これまでの経験知からは到底予測できないスマイレージ周りの動き。さて、この次はどんなものを見せてくれるのか。どんな形で我々ファンの予想を越えてくるのか。まさに、期待度は高まりっぱなしの青天井だ。

なお最後に、前回の記事で、あまりに大きすぎるロゴと広告のデザインに対して憤り、悲しみを超えて怒りすら覚えていた記者だったが、その怒りは現在オンエア中の彼女たちのTVCMスポットを見た瞬間に驚愕へと変貌し、感動、そして歓喜へと昇華されたことを記しておく。


◆スマイレージ「夢見る 15歳」のミュージックビデオ
◆スマイレージ オフィシャルサイト
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