長田進、30年にして初のソロ作は、GRAPEVINEと奥田民生の濃密共作

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長田進が、プロとしてのキャリア30年を記念して2010年6月16日(水)に、ソロとして初めての作品をリリースする。アルバムタイトルは『MALPASO』だ。

◆長田進画像

シンガーソングライター、ギタリスト、プロデューサーとして活動する長田進は、これまでも奥田民生、佐野元春、浜田省吾、井上陽水、吉田拓郎、Cocco、LOVE PSYCHEDELICO等、多くのアーティストの作品やライブに参加。Dr Strange Loveとしてのバンド活動もさることながら、ここ5年ほどはGRAPEVINEのプロデュースを手がけている人物でもある。

今作『MALPASO』は、GRAPEVINEとともに制作した作品で、世代を超えたコラボレーションというキャッチコピーとともに『長田進 with GRAPEVINE』というアーティスト名義でリリースされる。

今作で長田進が伝えたかったことは「リアリティ」なのだという。機材の進歩と技術の発展は目覚しく、どんな修正も施される昨今の音楽シーンで、「何がかっこいいか?」と考えた果てに達した結論は、「リアルのある音楽がそれにあたる」というものだったという。『MALPASO』は、それを表現するサウンドが込められたアルバムなのだ。

そして、そのリアリティとともに日本の音楽シーンに投げかけたかったものが「世代を超えたコラボレーション」。

「日本では同世代のアーティスト同士が交流を深め作品を発表する事は多いのですが、世代を超えて一緒にやる事が少なく残念に思っていたので、この作品を一回り年齢のはなれたGRAPEVINEと一緒に制作出来た事にも意義があると思う」──長田進。

なお、このアルバムにはBONUS DISCが付属され、奥田民生プロデュース楽曲「俺の車」が収録されている点にも注目だ。奥田民生のソロ・ライブにギタリストとして参加して以来、奥田民生と長田進は数多くのツアーを回ったいわば盟友だ。そんな奥田民生が長田進をイメージした楽曲を制作、そこでは作詞、作曲、編曲、ギター演奏、コーラス、プロデュースと6役を務めている。それが「俺の車」だ。

「長さんの歌は独特で、こっそりまねしたりしてました。いっしょにツアーしてたころは、飲み屋では長さんが一番モテたなあ。またスイングプレーン見て欲しいなあ。前にアメリカの田舎に行った時、長さんに似合うと思った風景があったので、それを思い出して曲つくりました」──奥田民生

なお、このBONUS DISCには、アルバム収録のうち3曲が「長田進 独演 弾き語りVer.」で収録されている。いわばGRAPEVINEをジョイントする前段階の原曲状態といえるアレンジのものだ。そんな聴き所も満載の初ソロ作、発売をお楽しみに。

長田進 with GRAPEVINE『MALPASO』
2010年6月16日(水)発売
PCCA-03177 2,100円(tax in)
◆長田進 with GRAPEVINEオフィシャルサイト
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