泥酔状態、撮影中止…オアシスの知られざる赤裸々エピソード

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6月9日、オアシス最後のアルバムとなるベスト盤『タイム・フライズ…1994-2009』が日本先行でリリースされたが、早くもその初回盤に封入されているDVDが話題を呼んでいる。チェックされた方はご存知のとおり、当時の知られざるエピソードをメンバー本人が包み隠さずに語っているのだ。

このDVDには、歴代のミュージック・ビデオ全36曲(計38曲)が収録されている。オアシスの全ビデオ・クリップがこれ1枚で網羅できるだけで高ポイントのアイテムだが、特筆すべきは、うち26曲分にノエル(G、Vo)&リアム(Vo)によるオーディオ・コメンタリーがついているところ。作詞を担当した楽曲について、それぞれがコメントを寄せているのだが、その内容があまりにも赤裸々。

例えば、「ホワットエヴァー」ビデオ撮影時には、ノエルが泥酔状態だったことを初告白している、。

「このビデオで俺は泥酔してる。見てれば分かる。当時どこに住んでたか覚えてないけど、撮影の日の朝目覚めたら他人の家だった。携帯なんてない。携帯が出る前の話だ。俺が覚えてたのは、前の晩出かける前に撮影現場のアドレスをもらってたことだけ。目が覚めて思った。「クソ、今日は撮影じゃないか」。とにかくそこを出てタクシーに乗った。確かエッジウェア・ロードだったと思うけど、俺はバス停で寝てしまった。現場に着いたけど、俺は前の晩出かけた時と同じ服装。リアムは激怒してた。俺があいつより酔ってたのはこの時だけだ」──ノエル・ギャラガー(「ホワットエヴァー」コメンタリーより)

さらに、オアシスが初の英国チャート1位を獲得した曲「サム・マイト・セイ」に至っては、

「このビデオは他の作品の寄せ集めなんだ。リアムが撮影に来もしなかったのさ。俺たちは車でガソリンスタンドに向かった。朝の8時だぜ、まったく。すると「リアムは来ない」と言われたんだ。何だって?そう「リアムは来ない。なぜなら台本が気に入らない」と、初のナンバーワン・シングルなのにビデオがない。仕方なく他のビデオをかき集めて作り、後で出した」──ノエル・ギャラガー(「サム・マイト・セイ」コメンタリーより)

映像を見ているだけではわからない当時の知られざるエピソードが続々と登場するこのコメンタリー、どうにもこうにも面白すぎる。

初回限定盤は売切ゴメンの完全限定だ。このお宝をお見逃しなく。

『タイム・フライズ… 1994-2009』
6月9日日本先行発売
初回限定盤:3CD+DVD SICP2760-3 \4,410(税込)
・ボーナスCD:2009年7月21日にイギリスにて行われたオアシス最後のオフィシャル・レコーディング・ライヴ(約76分)
・ボーナスDVD:ビデオクリップ全36曲(計38本)、約185分/メンバーによるコメンタリー付(26曲分/日本盤は字幕付)
通常盤:2CD SICP2764-5 \3,150(税込)
※日本盤だけのボーナス・トラックとして、98年の日本限定シングル「Don't GoAway」収録
※解説/歌詞&対訳/楽曲解説/OASISヒストリー完全版/コメント訳付
※日本盤購入者特典付(初回のみ)

◆オアシス・オフィシャルサイト
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