ザ・ヴァセリンズ、20年振りに2ndアルバム完成

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2008年にまさかの再結成を果たし、2009年は遂に奇跡の初来日まで実現、<SUMMER SONIC 09>と<BRITISH ANTHEMS>を歓喜の渦に巻き込んだスコットランドのロック・レジェンド、ザ・ヴァセリンズ。その勢いそのままに、実に20年ぶりとなる2枚目のフル・アルバムを完成させてしまった。

2009年12月の来日公演の時点で、素晴らしい新曲を多数披露していたこともあり、新作のリリースはまことしやかに噂され、期待が高まっていたところだった。新作は、ライヴメンバーと同じ、ベル・アンド・セバスチャンのスティーヴィー・ジャクソン(G)、ボブ・キルディア(B)、さらに1990'sのマイケル・マクゴーリン(Dr)を迎えた5人編成により、わずか2週間足らずで録音されたという。バンドとしての勢いと一体感が溢れるその仕上がりは、1989年のファースト・アルバム『Dum Dum』の時と同じジェイミー・ワトソンのプロデュースによるものだ。

20年前の瑞々しさをそのまま保ちながらも、ユージンとフランシスそれぞれの活動を経て、当時とはひと味違った落ち着きや懐の深さを感じさせてくれる。これぞ、気負いのない現役のバンドとして蘇った新生ヴァセリンズならではの魅力といえそうだ。

現在オフィシャルサイトでは、アルバム収録曲「I Hate the '80s」のフリー・ダウンロードを実施している。メールアドレスの入力だけでゲットできるので、ぜひチェックを。

『セックス・ウィズ・アン・エックス』
9月2日日本先行発売
PCDT-20 2,415円(税込)
1.Ruined
2.Sex With an X
3.The Devil's Inside Me
4.Such A Fool
5.Turning It On
6.Overweight But Over You
7.Poison Pen
8.I Hate the '80s
9.Mouth To Mouth
10.Whitechapel
11.My God's Bigger Than Your God
12.Exit The Vaselines
+ボーナス・トラック
◆ザ・ヴァセリンズ・オフィシャルサイト
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