[クロスビート取材こぼれ話] アンヴィル

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4月の中旬に来日、東京、大阪、広島と列島を横断していったアンヴィル。映画『アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~』での彼ら同様、苦労人ならではの人格者振りを存分に見せてくれた。

取材には現在のメンバー3人が来てくれたのだが、ヴォーカルのスティーヴ・“リップス”・クドローとドラムのロブ・ライナー、つまりここまで40年近くに亘って踏ん張ってアンヴィルを続けてきたオリジナル・メンバー2人のやり取りは、家族を越えているくらい何かを感じさせるもの。それを見守るように穏やかに時折口を挟むベースのグレン・ファイヴも、やっぱりいい人のようだった。写真を撮る時も、フロントマンゆえにサービス精神が旺盛なリップス以外の2人はどっしりと座っていて、人生の重みのようなものが見え隠れする。

取材の最後に「世の中の凹んでる人たちにメッセージを」と聞くと、「幸せっていうのは、自分の胸が決めることだぜ!」(リップス)、「悩んでる時は、状況がそれ以上悪くなることはない。後は上がる一方だ!」(ロブ)と、何とも頼もしいというか、含蓄があるお言葉をくれたのだった。映画のヒットもあり、今ではもうバンド以外の仕事をしなくても大丈夫な状態になっているようだが、これからも是非続けていって欲しい。

この取材で3人からもらったサインは、現在発売中のクロスビート8月号でプレゼント中。また映画公開後の日々や趣味を語ったインタビューも掲載されているので、ぜひご一読を!

◆クロスビート最新号(オフィシャルサイト)
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