マックス・カヴァレラ、1stアルバム『ソウルフライ』について語る

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今までの作品の中でも最もアグレッシヴで獰猛な作品『Omen』を2010年5月にリリースしたソウルフライだが、マックス・カヴァレラがファースト・アルバム『ソウルフライ』について、当時の事を振り返り語ってくれた。

「『ソウルフライ』はIndigo Ranchでレコーディングしたんだ。そこは『Roots』(SEPULTURA)の時と同じ場所で、プロデューサーも同じ、ロス・ロビンソンと一緒だった。マリブの山の中にあるすごくクールな場所さ。それは素晴らしいスタジオでKoЯnのファーストやMEGADETHの『Peace Sells…』も収録された場所だ。とても古くて、田舎の雰囲気で、70年代の機器が揃っている。全て木製のキャビンで海と山のきれいな景色で、収録するに最高なんだ。とにかく素晴らしいとこだった。」

「ここには3人のブラジル人ミュージシャンがいてな…彼らはみんなスタジオのバンガローにいて、そういうわけで家庭的な雰囲気だった。毎朝レコーディングの準備と、音楽づくりのために起きて、毎日スタジオでは何か新しくレコーディングするものがあった。作るのにとても楽しかったアルバムだ。


スタジオに入る前に自宅で結構な数の曲を書いていた。「Eye for An Eye」と「No」のデモを立て続けにとったから、これらの楽曲は比較的初期のものだ。そしてDanaについて歌った「Bleed」と、「Tribe」、そのあとに「Fire」と「The Song Remains Insane」のような早い曲をいくつか始めた。ブラジリアン・ミュージシャンのルシオは、素晴らしいギタープレイヤーで、ボサノバ・スタイルのブラジリアン・ギターとジミ・ヘンドリクスをミックスした、最高に魅力的な演奏をして、アルバムでもたくさんクールな事をしてくれた。ロイ・マイヨルガ(drums)とマルセロ・ディアス(bass)もいた。みんな知ってるように、ロイは素晴らしいドラマーだ。彼はアルバムのために素晴らしいビートを作った。彼が「Eye For An Eye」で演ったビートは大好きなんだ。彼はそれをドラム・マシンで書いたんだけど、同じエネルギーでそれをライヴ・セットで翻訳したんだ。マルセロも素晴らしいベーシストだった。彼は長い間SEPULTURAのスタッフだったからティーンの頃からの友達だ。彼はベースを弾き始めて、どんどん成長していったから、はじめのSOULFLYに招いたのさ。」

「SEPULTURAのあとで新しい奴らとレコーディングする事は怖かった。『Roots』や『Chaos AD』のようなアルバムからの負担でそれらの人々を信用できるのか分らなかったし、埋めるには大きかったから。でも周りのみんなが良くやってくれた。このアルバムは素晴らしく、とてもパワフルだ。多くのファンのお気に入りのSOULFLYアルバムだろ? 自分にとって、SEPULTURAで到達できなかった、はじめてのアメリカン・ゴールド・アルバムになったから大きな自信が生まれたんだ。もちろん今でも壁に飾ってある。

何度も言ってるけど、本当に作るのに楽しいアルバムだった。「First Commandment」ではDEFTONESのチノが来て歌っていて、SKINDEREDからベンジーが「Quilombo」と「Fire」の一部を歌っている。(ベンジーは「Prejudice」にも参加)それに「Bleed」でフレッド・ダーストとDJリーサル(LIMP BIZKIT)、そしてFEAR FACTORYからバートとディーノが「Eye For An Eye」で演奏している。たくさんの友人が駆けつけてくれたのさ」

ソウルフライは、2010年7月6日からヨーロッパ・ツアーをスタート、9月にはオーストラリア・ツアーへと突入する。
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