[クロスビート取材こぼれ話] トレイン

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1998年のデビュー以来、本国アメリカで急速に成功を収めてしまったこともあってか、一度も日本の地を踏んだことがなかったトレイン。しかし、ファン待望の初来日を遂に果たした! 一度だけの公演を行なったのは6月16日、渋谷のDuoでのこと。普段はキャパが1万人を越えるような大会場でプレイしている彼らだが、ファン一人ひとりの顔がしっかり見えるDuoの親密な空気を、きっと楽しんでくれたに違いない。

スケール感を放つ大らかでアメリカンな演奏に加えて、「シーズ・オン・ファイアー」ではフロアの女子をステージに上げて即席の合唱隊にしたり、「ルック・トゥ・ザ・スカイ」ではマイクなしで生声で歌ったり、「ワーズ」ではクラウド・サーフィンしたり、「マリー・ミー」ではオーディエンスとタッチしまくったりと、楽しい演出も満載だった。

ライヴでのMCもユーモアたっぷりだったヴォーカルのパット・モナハンだが、インタビューの時も真面目な顔してギャグを言いまくり、実直ないい歌のバンドというトレインのイメージをいい具合に壊してくれた。例えば、曲を初めて書いたのはいくつの時?という質問には「16歳だったんじゃないかな…つまり4年前だね、はっはっは!」。自分で曲を書くようになったのは、単なるシンガーではなくアーティストになりたかったから?「その通り。今の僕は、これまでで一番アーティストらしくなってるんじゃないかな。文句ばっかり言ってね、はっはっは!」。トレインの音楽はとてもアメリカを感じさせますが、イギリスの音楽とはどう違うと思いますか?「彼らの音楽にはハッピネスが欠けてるんだ。僕は僕の音楽を聴く人をハッピーにしたい。3分間のハッピネス。セックスと同じだよ、はっはっは!」。最高のソングライターを3人挙げて下さい。「…3人しか選べないなんて、怒りを感じるよ、凄い屈辱だ、はっはっは!」。

こんな案配で、数分に1回はギャグを放って自分でも大笑い。淡々と生真面目に話すのかと勝手に思っていたので、そのギャップはある意味爽快で、人間的にもすっかりパットが大好きになってしまった。笑い以外の音楽の話は誌面に盛り込んであるから(笑)、本誌も是非チェックしてください。

そんな彼が、手にしながらおどけまくって写真撮影に応じてくれたサインは、クロスビート9月号の読者プレゼントとしてあなたの応募をお待ちしています!

◆クロスビート最新号(オフィシャルサイト)
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