舞台初主演のスマイレージ、おばあちゃんから「綺麗に声が染まる」と高評価

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スマイレージが初主演する舞台<劇団ゲキハロ第8回公演『おばぁちゃん家のカレーライス ~スマイルレシピ~』>が8月18日に初日を迎え、報道陣に舞台の模様が公開された。

◆スマイレージ 画像@2010.08.18 舞台<おばぁちゃん家のカレーライス ~スマイルレシピ~>

物語の舞台は三重県四日市市にある洋食屋。スマイレージ演じる子供たちが、コックだったおじいちゃんのカレーライスを再現することで、大好きなおばあちゃんの笑顏を取り戻そうと奮闘する。上演中には、スマイレージがカレーライス作りを行なうというユニークな演出が組み込まれており、4人は初々しい演技を見せる。

公演に先立ち報道陣からの取材に応じたスマイレージ。自身の役どころについて「クールでしっかりしたお姉ちゃんを演じれるように頑張りたい」と、自他ともに認める“リーダーらしくない”リーダーの和田彩花(DAWA)が語れば、「カレーは辛ぇ(かれぇ)から苦手だったけど、このお芝居を通してカレーが好きになった」という前田憂佳(ゆうかりん)は、「役柄は、ホントはいい子なんですけど、ちょっと空気が読めないところがあって、浮いちゃうんです。でも、おばあちゃんが大好きで、私もおばあちゃんが大好きなので、大好きってところを見せれたらいいな。」とコメント。福田花音(かにょん)は自身の役を「しっかりとした女の子。」と表現しつつ「おじいちゃんから受け継いだ空気の読めないダジャレを言うところは、私の自己紹介の“シンデレラキャラ”と似ているので、そこを上手く利用して思い切ってやりきりたいと思います。」と、意気込む。食べることが大好きな小川紗季(サキチィー)は「カレーの話が出てくるたびにお腹がグーグーなっちゃって大変です。」と、舞台稽古での人知れぬ苦労(?)を照れながら話し、DAWAの妹役ということで「いつも元気で、お姉ちゃんの腕を引っ張って甘えたりするんですけど、そんな甘えん坊で元気な私に注目してください。」とアピールした。

また、稽古中のエピソードを訊かれると、4人はそれぞれ、「おにぎりを食べるシーンで、何度もおにぎりが食べられて嬉しかったです。(サキチィー)」「たまねぎを炒めるシーンで、木べらでグサグサ刺してたら、家帰ってからも稽古着がたまねぎ臭くなって大変でした。(かにょん)」「真っ暗な中をステージに出て行かないといけなくて、周りが見えてなくて壁に激突しちゃったんです。でも、本番の時は物音を立てないで、忍者のように出ていきます。(DAWA)」「大人たちにカレーを持っていくシーンの時に、カレーのお皿を置いておくのを忘れてしまって、近くにあった銀のボウルをみんなで持っていって、大人たちが銀のボウルでカレーを食べるふりをしていたのが面白かったです。(ゆうかりん)」と、これまでの稽古をユニークに振り返り、報道陣からもその発言ごとに笑いがこぼれていた。

一方、4人が大好きなおばあちゃんの役は、映画『Shall We ダンス?』(1996年公開)にてダンス教師のたま子先生役を演じ、7つの賞を獲得した草村礼子が演じる。そんな草村は、“4人の可愛い孫たち”を前にして「稽古の初日は“舞台ではこういういい声を出さないといけない”ってイメージがあったんじゃないかって思いますが、ある音程でしゃべって、聞き分けられないくらい“いい声”で、4人の声がそろっちゃってました。でも、稽古を重ねるうち、私たち年寄りは“ここはこういう色で染めよう”って意識して台詞を言いますけれども、私たちがそんな想いを投げかけると、スマイレージのみんなはすごい素直に、それに反応して染まるんですよ。これが綺麗に声が染まるので、稽古するたびに楽しみでした。」と、目を細めるとともに、物語の空気や、共演者の気持ち、想いなどに過敏に反応して演技するスマイレージの柔軟性を役者人らしい表現で称賛した。

「帰り道にカレーが食べたくなるとともに、この公演を見て、おばあちゃんに会いたくなってくれたら」と、最後に語ったスマイレージの4人。そんな、スマイル&ハートウォーミングな気持ちでいっぱいになる舞台<劇団ゲキハロ第8回公演『おばぁちゃん家のカレーライス ~スマイルレシピ~』>は、8月18日から22日まで東京・六本木にある俳優座劇場にて公演中だ。

◆スマイレージ オフィシャルサイト
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