D'ERLANGER主宰による禁断のライヴ<ABSTINENCE'S DOOR#005/#006>開催目前(1)

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D'ERLANGERの主宰によるイベント<D'ERLANGER presents ABSTINENCE'S DOOR#005/#006>の開催が目前に迫ってきた。“禁断の扉”を意味するその公演タイトルが示すとおり、これまでも世代やジャンル、音楽業界の常識やオトナの事情すら超越しながら行なわれてきたこのスペシャル・ライヴ。まずは今回の出演者たちの顔ぶれを改めてご紹介しておくことにしよう。

◆D'ERLANGER画像

<#005>@新木場STUDIO COAST
9月19日(日)開場17:00/開演18:00
D'ERLANGER/Girugamesh/defspiral/HEAD PHONES PRESIDENT

<#006>@新木場STUDIO COAST
9月20日(月/祝)開場16:00/開演17:00
D'ERLANGER/acid android/PIA(from KOREA)

過去にもこのイベントを通じてMERRY、ムック、INORANなど、さまざまなアーティストたちとステージを共にしてきたD'ERLANGERだが、2夜にわたって行なわれる2010年の出演ラインナップは従来以上に“掟破り”の度合いを増していると言っていいだろう。D'ERLANGERのメンバーたち自身、「これはD'ERLANGERの主宰によるイベントではあるけども、自分たちがホスト役を務めるつもりはない」と異口同音に語っているが、そこで繰り広げられるのは予定調和だらけの祭りでもなければ、トリビュート的な匂いのするものでもなく、文字通りの音楽的真剣勝負であるはず。各出演者とD'ERLANGERとの距離感や因縁深さは実にさまざまだが、どのバンドも普段とはひと味違ったライヴ・パフォーマンスを披露してくれるはずだし、D'ERLANGER自身も、この二夜でしか味わえないものを堪能させてくれるに違いない。

ところで、今回の出演者たちからいくつかコメントが届いている。まずはdefspiralのヴォーカリスト、TAKAからの言葉をお伝えしておこう。

「ABSTINENCE'S DOOR #005。この日のライヴがdefspiralにとって4本目のライヴとなります。まだスタートしたばかりの俺たちのようなバンドに声をかけていただき、大変嬉しく思っています。その気持ちと期待に応えるべく、全力をぶつけさせていただきます。宜しくお願いします」──TAKA/defspiral

生まれたばかりのこのバンドについてまだ何ひとつ知らない読者も多いはずだが、「あのTHE UNDERNEATHを前身とする4人組」と言えば、それ以上の説明は不要だろう。THE UNDERNEATHは過去にもこのイベントに出演しているが、彼ら自身にとってもこの夜は特別な機会となるに違いない。やけに礼儀正しい印象のコメントではあるが、ステージでの彼らは決して“行儀のいいバンド”ではないはずだ。

そしてdefspiralと同じく<#005>に出演するHEAD PHONE'S PRESIDENTからもメッセージが届いている。

「大先輩のD'ERLANGERさんと共演できることになって、メンバー一同、大感激しています。そして、日本のロック・シーンを引っ張っているバンドさんたちと音と音で繋がって、最高の時間を作りたいと思っています」──HEAD PHONES PRESIDENT

稀代の女性ヴォーカリスト、ANZAを擁するこのバンドがD'ERLANGERとステージを共にするのは、このコメントからも察することができるように、今回が初。ジャンルの枠を超えた支持を集め、国外での活動展開も重ねているこのバンドとの激突は、D'ERLANGER側にとっても刺激的なものとなるに違いない。実際、D'ERLANGERのTetsu(Dr)も「こうして自分たちにとって未知のバンドとぶつかりあえることが最大の醍醐味だし、何よりも楽しみ」だと語っている。

さて、実は他にもコメントが到着しているのだが、それはまた機会を改めて。とはいえ本当にイベント開催が目前に迫っているだけに、この原稿があなたの目に届いてから48時間以内にお届けすることをお約束しておく。こうして実際のライヴ当日までに数回にわたって直前情報を更新していくつもりでいるので、是非注目していて欲しい。

そしてそれ以上に、この2日間のライヴ自体に注目を。各バンドのファンは当然のこと、それ以外の人たちにとっても体験すべき価値のあるイベントだと、敢えてこの場で断言しておきたい。この機会にあなた自身の目でD'ERLANGERとさまざまな出演者たちのステージを目撃し、底無し沼状態の禁断の領域へと足を踏み入れて欲しいものである。

増田勇一
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