『くるみ割り人形』が、絵本付クラシックドラマCDに

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ドラマCDと絵本とクラシック音楽が三つ巴となった、“ビジュアルコラボ”絵本付クラシックドラマCD『チャイコフスキー:くるみ割り人形』なる作品が登場する。

◆絵本付クラシックドラマCD『チャイコフスキー:くるみ割り人形』関連画像

この作品は豪華絵本に2枚のCDを収録したものだが、サイモン・ラトル指揮によるべルリン・フィルハーモニー管弦楽団の『くるみ割り人形』に、トップ声優によるドラマ、クオリティの高いイラストを組み合わせたもの。クラシックとの融合性も高いアニメやゲームのエッセンスも加えた素晴らしい作品となっている。

音楽の合間には、「くるみ割り人形」のストーリーが、E.T.A.ホフマンの原作に忠実にドラマ仕立てで挿入されている。ナレーター役を含む13役の登場人物の声を演じるのは、石田彰と釘宮理恵という声優の2人。石田彰は9役、釘宮理恵は4役を演じ分けるという職人技も光るところだ。こと単一ストーリーの中での9役の演じ分けというのは石田彰でも初めての経験だとか。

「クラシック作品の『くるみ割り人形』の物語を音声化するという普段演じる機会のないジャンルのお話をいただき、自分がどこまでやれるだろう、どんなことが出来るだろうという自身に対する期待も持って挑ませていただきました。『くるみ割り人形』という作品のタイトルを知らない人はいないでしょうし、曲を聴いたことがあるという方も大勢いらっしゃると思いますが、ストーリーはあやふや、という人も多いと思います。今までクラシックにあまり縁のなかった方も、この作品をクラシックへの入口の最初の一歩としていただければ、ドラマのイメージを音楽が補完し、音楽の内容をドラマが補完する、という新しい聴き方をすることで、より楽しむことができるので、ぜひ手にとって聴いて頂きたいと思います。」──石田彰

「子供のころから慣れ親しんでいる作品なので、お話を頂いた時は本当に嬉しくて、やってみたいなと強く思いお請けしました。小さなお子さんから大人の方にまで幅広い年齢の方に楽しんでもらえる素敵な作品に仕上がっていると思います。ドラマCDは原作にかなり忠実なストーリーですので、曲のイメージが更に広がると思いますし、イラストも本当に素晴らしくて、素敵な一体感が生まれていると思います。私も完成したら、お友達にプレゼントしたいです。このCDをきっかけに、原作の本を読んでみたり、実際にコンサートに行って曲を聴いてみたり、そこからまた世界が広がって行くような、本当に素敵な出会いになるといいなと思っています。是非是非皆さん楽しんで聞いて下さい。」──釘宮理恵

ブックレットは、国内外のゲーム・小説業界で人気の高いイラストレーター鈴木康士が担当している。24ページにわたるイラスト入りブックレットは、各ページに遊び心が満載で、子供から大人までが楽しめるアート性の高い絵本のような仕上がりになっているという。アニメ/ゲームファンにも見逃せない作品ということだ。

「音楽、ドラマ、イラストの3つの要素がコラボレイトした新しい作品になっています。それぞれの楽しみ方がありますので、皆様の興味あるところから入っていただけたら嬉しいです。」──鈴木康士

クリスマスの夜のストーリーである『くるみ割り人形』だからこそ、11月17日の発売は、ちょうどクリスマス・シーズンのプレゼント作品としても最適だ。実際、この絵本付クラシックドラマCD『チャイコフスキー:くるみ割り人形』は、通常のCDショップ、ネットショップはもとより、書店からアニメショップ、トイショップまで、幅広いショップで販売されるという。敷居が高いと敬遠されがちな本格的なクラシック音楽も、このような出会いから触れることで、潜在的なクラシックファンを多く生み出すことになればそれはステキなことだ。

絵本付クラシックドラマCD『チャイコフスキー:くるみ割り人形』
2010年11月17日発売
TOCE-56367 2CD+豪華絵本(2CDデジパック仕様)¥4,300(税込)
音楽:サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(合唱:リベラ)
声の出演:石田彰、釘宮理恵  
イラスト:鈴木康士
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