ホアキン・フェニックス、ラッパー転向はすべて“やらせ”

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2008年秋、俳優業を引退しヒップホップ・アーティストになると宣言し、世間を驚かせたホアキン・フェニックスだが、これはすべて映画のための“でっちあげ”だったそうだ。この2年、フェニックスはラッパーとしてライヴ・パフォーマンスしたり、トーク番組に出演しただけでなく、さまざまな奇行を見せていたが、それはすべて演技だったという。

ラッパー・フェニックス姿を追った映画『I'm Still Here』を監督したのが、俳優でフェニックスの妹と結婚しているケイシー・アフレック。アフレックは9月初め、作品がベニス映画祭で上映された際には否定していたものの、先週行なわれた『New York Times』紙のインタビューですべてを明らかにした。アフレックは「みんなをだますつもりはなかった」と言うが、フェニックスについて「素晴らしい演技だった。これまでのキャリアで最高の演技だった」と称賛した。

ドキュメンタリー・タッチで描いているが、映画のほとんどの部分は“作り物”だそうだ。オープニングで、幼いフェニックス兄弟が水遊びをしている映像が映し出されるが、これもフェニックス家所有のホーム・ムービーではなく、俳優を使った“ニセモノ”だという。

2009年、フェニックスはライヴ・パフォーマンス中にステージから落ち、失笑を買ったが、これも台本通りだったのかもしれない。

“奇行”によりハリウッドから遠ざかっていたフェニックスだが、現在、次の出演作を検討中。めでたく“正当な”俳優業に復帰するそうだ。

Ako Suzuki, London
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