“泣きウタ”、あなたにとっての名曲は?

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2010年のミュージックシーンにおいて、最も流行ったキーワードのひとつ“泣きウタ”。号泣ソング、泣けるうた系、沁みるうた系は多くのヒットソングを生み出したが、人それぞれに泣きウタは違うもの。ヒット街道には登場しなかったものの、泣ける名曲というのは、まだまだたくさんあることだろう。

さて、そんな掘り出し物を発掘するかのごとく、新宿2丁目、歌舞伎町ホスト、キャバクラなどなど水商売で活躍する華麗なる夜の蝶の皆様270名に「失恋なんてブっとばせ!“あなたの泣きウタ”鉄板曲はなんですか?」という質問を直撃、そのアンケート結果がお目見えした。調査は銀座、六本木、渋谷、上野、横浜、津田沼の全10店舗。

さっそくご覧いただこう。

●ホストが選ぶTOP10
1位「ただ逢いたくて」EXILE
2位「もう恋なんてしない」槇原敬之
3位「366日」HY
4位「Dolls」Janne Da Arc
5位「M」つるの剛士
6位「over」Mr.Children
7位「Rainy-愛の調べ-」Janne Da Arc
8位「恋時雨」湘南乃風
9位「失恋レストラン」清水健太郎
10位「シングルベッド」シャ乱Q

●キャバクラ嬢が選ぶTOP10
1位「Moon Crying」倖田來未
2位「WHY」加藤ミリヤ
3位「会いたくて会いたくて」西野カナ
4位「マタアイマショウ」SEAMO
5位「ティアモ」EXILE
6位「SCAR」浜崎あゆみ
7位「SAYONARAベイベー」加藤ミリヤ
8位「M」プリンセスプリンセス
9位「Endroll」浜崎あゆみ
10位「366日」HY

●新宿2丁目の皆様が選ぶTOP10
1位「Love is over」欧陽菲菲
2位「M」プリンセスプリンセス
3位「会いたい」沢田知可子
4位「もう恋なんてしない」槇原敬之
5位「難破船」中森明菜
6位「366日」HY
7位「Moon Crying」倖田來未
8位「恨みます」中島みゆき
9位「サンキュー」ドリームズカムトゥルー
10位「大切なあなた」松田聖子

さて、特徴的なのは、自分自身の経験・体験と重ね合わせて初めて泣きウタということであろうか、ホストもキャバクラ嬢も、選ばれたほとんどの楽曲が同性の歌によるものだ。ホストの場合は、3位の「366日」HYが女性ボーカル、キャバクラ嬢の場合はSEAMOとEXILEがランクインしている点を除けば、見事に同性作品が上位を占めている。

そういう意味では、新宿2丁目の皆様も、女性シンガーがほとんど。気持ちは乙女であればこそ当然の結果であろう。唯一男性ボーカルとしてマッキーがランクインしているのはご愛嬌。そんな中で、やはり注目すべきは1位を獲得した「Love is over」欧陽菲菲であろうか。

各世代を代表する有名人気セツナ曲が並ぶ中、見事に不動の人気を示したのがセツナ系日本語R&Bクラシックのお初曲「ラヴ・イズ・オーヴァー」。なんと発売から30年を経てのこの人気は、奇跡というか、もはや神と言わずして何と言おう。

そんな新宿2丁目の皆様からの熱い支持を知ってか知らずか、欧陽菲菲「ラヴ・イズ・オーヴァー - Jeff(ジェフ) Miyahara(ミヤハラ) Rearrange(リアレンジ) -」が、2010年9月29日にレコチョク先行で配信となる。欧陽菲菲日本デビュー40周年を記念した第一弾作品として、配信限定でリリースされる作品なのだ。

「Love is over」は、1979年7月に「うわさのディスコ・クィーン」シングルB面曲として発表された作品。その後、欧陽菲菲本人の想いからなんと4年の歳月を掛けて1983年にヒットチャートへ登場したという楽曲である。以降も、TV露出のたびにランキング上位に入ってくる定番のヒット曲となっており、もはや日本ポップス界に輝く永遠のラブバラードとして、広く愛されている作品となった。

今回の配信リリースは、1982年に再レコーディングされた「ラヴ・イズ・オーヴァー」のマルチ・テープが素晴らしい保存状態で発見されたことを受け、「ラヴ・イズ・オーヴァー」A面REリリース30周年、そして欧陽菲菲日本デビュー40周年イヤーの皮切りを飾ったもの。音作りはJeff Miyaharaが手がけることで、オリジナルに優るとも劣らない、セツナく・泣ける・心に染みる新たな作品となって再登場するのだ。そう、新宿2丁目の皆様も、もう号泣なのである。あーん、もうメイクが崩れちゃう。
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