LOVE LOVE LOVE、“音楽の聖地”インドへの旅を経て新しいステージへ

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LOVE LOVE LOVEが、大阪城野外音楽堂で開催されたイベント<KANSAI LOVERS '10>に出演し、ある発表を行なった。実は彼ら、先日までメンバー個々にインドを旅していたのだ。

音楽シーンにおけるインドといえば、かつてボブ・ディランやザ・ビートルズが訪れた「音楽の聖地」。LOVE LOVE LOVEは、前作までの「ブルー三部作」で構築したピュアなメロディーとサウンドをより深化させるべく、そんなインドへと旅立ったのだ。孤独の旅路を歩く中、見つけた混迷する時代と対峙する、ねじれた感情。深化する絶対的価値観。よりダイレクトに表現される、悲しみと喜び。そして、ちょっとしたユーモア。過ぎ去った日々への憂愁…。

不安に満ちた世界に向けて放つべく、圧倒的ピュアネスに満ちた新しいメロディーを得るべく旅を続けた彼ら。旅路の中で感じたフィーリングを深層心理の赴くまま、音として構築すべく、帰国後にはすぐにレコーディングに入っていた。

そして、大阪城野外音楽堂でのイベント<KANSAI LOVERS '10>に出演したLOVE LOVE LOVEは、来場のファンへ向けて、楽曲制作のために、個々にインド各地に旅に出ていたことを報告。「日本だけでは見ることができないものを見るためにインドに行ったんですよ。そして僕らの代表曲の1つであり、むこうで何回も、何回も…ギター1本で演奏してきた曲があります」と、ミニアルバム『空想パドル』収録の「カナカナ」を演奏。

「インドという国を初めて訪れ、お金をなくしたり困ったことは沢山ありました。でも、とあるインド青年に助けられ、人の温もりを感じ、人と向き合いたいと思ったんです。そして音楽を通じて、お客さんとも向き合いたい」というMCの後には、いち早く、旅を経て制作された新曲を初披露した。

「新曲(タイトル未定)」
あなたの声も届かない街でひとり雨に打たれ
その冷たさに僕はただ震えているしかなかった

道に迷って暗闇でひとり困り果ててた時
差し伸べられた手に僕は涙をたくさん流した

弱さとか人の温もりだとか
前よりもずっとずっと気付ける気がするさ

あなたに見せたいものが
あなたと見てみたいものが
終わりなき旅の果てを
僕と見に行かないか?

その新曲は、現在の彼らの確信が明確に伝わる、スローテンポで、壮大なメロディが印象深い感動的なナンバーだった。

ちなみにこの日演奏された楽曲は、現在のところ、タイトル、リリースについては未定。ただ、このイベントでのLOVE LOVE LOVEのライヴは、彼らの新たなステージへ向かう決意が感じ取れる、本当の意味での新しい旅が始まったともいえるものとなった。

さらに同時に、ワンマンライヴの開催も発表となった。大阪と東京の2会場で、タイトルは<LOVE LOVE LOVE ONE MAN LIVE 2010 「いろはにほへど ちりぬるを」>。このタイトルもメンバーがインドで見て、感じたそのものからタイトルが付けられている。両日ともに会場限定での企画も実施予定。詳しくはオフィシャルサイトで随時発表される。

なお、チケットの先行予約は10月5日から開始となる。

【2010.10.2<KANSAI LOVERS '10>@大阪城野外音楽堂】
セットリスト
1.サイダー
2.プラネタリウム
3.カナカナ
4.新曲(タイトル未定)

【<LOVE LOVE LOVE ONE MAN LIVE 2010 「いろはにほへど ちりぬるを」>情報】
12月8日 大阪LIVE SQUARE 2nd LINE
18:30 / 19:00 
問い合わせ:清水音泉 TEL.06-6357-3666

12月13日 下北沢SHELTER
18:30 / 19:00 
問い合わせ:VINTAGE ROCK TEL.03-5486-1099
チケット先行予約:10/5(火)から開始
メンバーコメント:
「いろはに…」とは、諸行無常のことで、世の中は常に流転しており今日見た川と明日見る川は一見同じようでいて、そうではなく川の流れはまったく違うわけです。それは自分たちが旅の中で見て感じたそのもので、毎日一歩足を進める度にいろんな景色やいろんな人が自分たちの前を通り過ぎていきました。その中で何を見つけたか…。それは、自分たちの意志であり、自分たちが歌いたい歌でありました。「いろはに…」の旅で見つけたこの自分たちを最大限“裸”で表現し、それを聴いてくれる人との間に喜びを咲かせたい。そんな想いをタイトルにこめました。

◆LOVE LOVE LOVEオフィシャルサイト
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