サラ・ブライトマン、「ブラボー!」とスタンディング・オベーション

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2010年10月22日(金)、サラ・ブライトマン1年半ぶりの来日公演が無事終了した。今回は東京・名古屋・金沢・大阪の4都市計8公演が開催され、全公演完売約4万人の観客を動員、各地のコンサート会場は連日熱気に包まれた。

ステージは途中休憩を挟んで2部構成。2009年のツアーでは日本武道館をはじめとする大規模な会場で大勢のダンサー、3D映像を駆使したエンターテイメント性の高いステージを見せてくれたサラだが、今回は「日本各地のトップ・オーケストラとの共演」というのがテーマ。指揮者はライヴやアルバム制作で長年サラやホセ・カレーラスらとコラボレーションしているポール・ベイトマンが来日、各地のオーケストラの指揮を行なった。ステージ上にはオーケストラ、指揮者と歌手だけ、というシンプルな構成で、2009年とは対照的なステージだ。

各公演ではインストゥルメンタル楽曲5曲を挟みつつ、アンコール2曲を含み全23曲が演奏された。サラの歌唱楽曲18曲のうち8曲は現時点でのサラの最新CDとなる『アマルフィ ~サラ・ブライトマン・ラヴ・ソングス~』から選ばれており、全体的にクラシカルで優美な愛の歌が印象的なセットリストで満員の観客を贅沢な音楽空間へと誘った。

サラ・ブライトマンは、その唯一無二の歌とスタイルでオーディエンスを魅了したのみならず、黒いマーメイドラインのロングドレス、白のスパンコールと羽のドレス、白いシンプルなロングドレス、深紅のロングドレス、そしてアンコールは黒のシンプルなロングドレス…と豪華かつ洗練されたドレス姿でも観客を魅了した。

本編の終盤では、サラの代表曲「ファントム・オブ・ジ・オペラ(オペラ座の怪人)」「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」が立て続けに歌われ、連日観客からは「ブラボー!」という歓声とスタンディング・オベーションの嵐。

最終日、アンコールの「ランニング ~栄光の輝き~」「アヴェ・マリア」が終わったとき、サラは観客に深々とお辞儀をし、万雷の拍手の中優雅にステージを降りていった。公演終了後の会場ロビーでは大勢のファンの方々が柱に貼られた演奏曲目を携帯電話で撮影し、CDやDVDを争うように買う姿が見られた。

なお今回の来日中に、サラ・ブライトマンは、奈良・東大寺の国宝「大仏殿前」に設置された特設ステージでスペシャル・ライヴを行なった。この模様は「東大寺音舞台 ~永久保存版!世界の歌姫と華麗なる世界遺産」という特番として11月3日(水・祝日)午前9:55よりTBS・MBS系列全国ネットで放送となる。こちらもチェックお忘れなく。

◆サラ・ブライトマン・オフィシャルサイト
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