映画『ノルウェイの森』、早稲田大学でお披露目

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映画『ノルウェイの森』の日本で初のお披露目となるジャパン・プレミアが11月23日、早稲田大学・大隈講堂で行なわれ、監督、出演者らが登場し舞台挨拶を行なった。

村上春樹の母校であり映画の撮影でも使用された早稲田大学に、招待客、関係者、そして早稲田大学学生など、約1400人の観客がつめかけた中で今回のジャパン・プレミアは開催となった。試写の前の舞台挨拶には出演者の松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子、高良健吾、霧島れいか、初音映莉子、玉山鉄二、そして監督のトラン・アン・ユンが登場。

トラン監督が「村上春樹のおかげで、自分は今この場に立つことができた。今日に至るまでの長い時間を考えると非常に感慨深い。素晴らしい才能を提供してくれたキャストに感謝したい」と述べると、「撮影前に監督に、君はこれから大恋愛をする、と言われたがその意味が今分かった。みんなも、映画を観てから大恋愛をすると思う」(松山)、「(直子の役は)自分がどうしても演じたかった役。決まった時はうれしかった。みんなも是非この映画を観て、「ノルウェイの森」の世界を広げていって欲しい」(菊地)、「役のオーディションに受かった時はテンションが上がった。自分の初演技、初映画なので頑張った」(水原)と語り、この作品に参加できたことの喜びと、その内容の素晴らしさをアピールした。

舞台挨拶後の試写では、主題歌となるザ・ビートルズの楽曲「ノルウェーの森」の使いどころが明らかになった。ザ・ビートルズの楽曲が世界に配給される日本映画に使用されるのは今回が初のことであり、この日試写に訪れた観客は、小説「ノルウェイの森」の映像世界とザ・ビートルズの「ノルウェーの森」が一体化した瞬間を、公開に先がけ一足先に体験することとなった。

映画『ノルウェイの森』は12月11日(土)から日本公開される。

映画『ノルウェイの森』
監督・脚本:トラン・アン・ユン
原作:村上春樹
主題歌:ザ・ビートルズ「ノルウェーの森」
出演:松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子、高良健吾、霧島れいか、初音映莉子、玉山鉄二
12月11日(土)日本公開
http://www.norway-mori.com

『ザ・ビートルズ1962年~1966年』
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http://emij.jp/beatles/
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