デュラン・デュラン、ミック・カーンの死を追悼

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元ジャパンのベーシスト、ミック・カーンが火曜日(1月4日)、癌のため亡くなった。52歳だった。

ミック・カーンは1974年、15歳のとき、同じ学校に通っていたデヴィッド・シルヴィアン&スティーヴ・ジャンセン兄弟とともにジャパンを結成。グラムの影響を受けたファッションやメイキャップというヴィジュアル面だけでなく、独自のうねるようなベース・スタイルからベーシストとして評価も高く、彼から影響を受けたミュージシャンは少なくない。

デュラン・デュランのジョン・テイラーは「70年代後期/80年代初期の偉大なヴィジュアル&サウンド・スタイリストの1人だった」と追悼している。彼は1978年、ジャパンの<Obscure Alternatives>ツアーを見て「ぶっ飛んだ」という。「あの夜を思い出すとき、まず最初に浮かぶのが美しいミックの姿だ。赤い髪、Ibanezのベース、剃った眉、バレエ・シューズ、従順なロボットのようなステップ、美しさと力強さを伴った演奏。曲という布地にデリケートな穴を開ける。彼のベースラインに無駄な音はない」「彼はいい意味で僕の人生を変えた」

ジョン・テイラーは2010年、ミックと話す機会があり、デュラン・デュランのニュー・アルバム『All You Need Is Now』に参加してもらおうとの話もあったが、残念なことに実現しなかったそうだ。

ミック・カーンはロンドンの自宅で家族や友人に見守られる中、息を引き取ったという。

Ako Suzuki, London

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