パイオニアがPC DJコントローラー市場に参入、TRAKTOR&Serato ITCH専用モデルをリリース

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パイオニアは、Native Instruments社「TRAKTOR」専用DJコントローラ「DDJ-T1(写真:上)」、Serato Audio Research社「Serato ITCH」専用DJコントローラ「DDJ-S1(写真:下)」を発売する。

パイオニア初のPC DJコントローラーは、「TRAKTOR」と「Serato ITCH」という代表的なPC DJソフトウェアの専用モデル2機種として登場した。「TRAKTOR」専用の「DDJ-T1」、「Serato ITCH」専用の「DDJ-S1」がラインナップされ、それぞれのDJソフトウェアのGUIとマッチしたレイアウトを採用、直径115mmのジョグの搭載など、高い操作性を実現しているのがポイントだ。

また、ノートPCと一体化できるLAPTOPドック構造も大きな特徴だ。本体底面の背面側に空間が設けられており、ノートPCのキーボード部を本機の下に差し込めるというもの。DDJ本体のそばにPCを置けるので、DJプレイをしながらDJソフトウェアや楽曲の情報を確認することができるというわけだ。

数々のDJ専用ギアをリリースしてきたパイオニアらしい高音質設計も光る。マスターアウト端子部にはパイオニアのDJミキサーのオーディオ回路を採用するなど、プロフェッショナルDJ機器で培ってきた技術を投入し、高音質を実現。また、両機種は「TRAKTOR」「Serato ITCH」それぞれに最適なオーディオ特性にすることで、クリアでパワフルなDJサウンドを実現しているというのも注目だ。

なお、「DDJ-T1」、「DDJ-S1」は各対応DJソフトウェアのGUIに合わせたレイアウトということで、フェーダーやボタンの操作子の数や配置は異なるものの本体サイズは同じ。ジョグやフェーダーの各パーツは共通のものも多いようだが、入出力端子構成は異なっている。「DDJ-T1」のマスターアウトは1/4インチフォーン&RCAでマイク入力(1/4インチフォーン)1系統を備えるのに対し、「DDJ-S1」ではマスターアウトがXLR&RCAで、マイク入力は天面XLR&1/4インチフォーン兼用と前面1/4インチフォーンの合計2系統が用意されるといった具合だ。

また、付属ソフトウェアとしては、「DDJ-T1」には「TRAKTOR PIONEER DDJ-T1 EDITION」、「DDJ-S1」には「Serato ITCH」が同梱される。このほか、ACアダプタも付属する。本体はUSBバスパワー接続での動作が可能だが、PCによっては電源供給能力が足りず動作しない場合があるので、その際に使用することになる。

◆DDJ-T1
価格:オープン
発売日:2011年2月中旬
◆DDJ-S1
価格:オープン
発売日:2011年3月中旬

◆DDJ-T1 製品詳細ページ
◆DDJ-S1 製品詳細ページ
◆パイオニア
◆BARKS 楽器チャンネル

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