ナイル・ロジャース、癌を公表

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シックのギタリストでプロデューサーとしても活躍するナイル・ロジャースが癌にかかっていることを公表した。癌の種類は明らかにしていないものの、ナイル・ロジャースは、切除手術により癌を摘出する治療法を選択したという。手術は最近、行なわれたようだ。

ナイル・ロジャースはブログにこう記している。「2010年10月27日、進行性の癌にかかっていることがわかった。一瞬のうちに、僕のハッピー・ミュージック・ユニバースは崩壊した。まるでジョーズにめちゃくちゃに食い尽くされてしまったようだ」

大変なショックを受けたものの、当初は感謝祭、クリスマスと続くホリデー・シーズンだったため、一握りの人たちにしか知らせていなかったという。現在、病院から家に戻り、公けする決心をしたようだ。「不在だった理由を説明すると同時に、人生や音楽、それにみんなへの感謝の念を分かち合いたかった」と記している。

ナイル・ロジャースはシックとして1970年代後半のディスコ・ブームを巻き起こしたほか、デヴィッド・ボウイ(『Let's Dance』)やマドンナ(『Like A Virgin』)、デュラン・デュラン(「The Reflex」「Wild Boy」)などをプロデュース/共作し、スーパー・プロデューサーと呼ばれている。

ナイル・ロジャースは4月にブルーノートでの日本公演を予定しているが、それに対しTwitterに「力をつけて、バーナードのために4月に日本へ行く」とのメッセージを掲載している(シックのベーシスト、バーナード・エドワーズは15年前の4月、日本で亡くなった)。

1日も早く良くなりますように。

Ako Suzuki, London

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