矢井田瞳、約3年ぶりワンマンで再始動

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矢井田 瞳が約3年ぶりのワンマン公演となる10周年記念限定ライヴ<~ただいま、ありがとう>を、1月17日(月)SHIBUYA-AXにて行なった。

◆矢井田 瞳<~ただいま、ありがとう>画像

今回、再始動にあたり活動はライヴから始めたいという本人の希望から、急遽この東京公演と1月20日(木)大阪なんばHatchの2公演が企画された。チケットは両公演完全ソールドアウト、ファンも待ちにまったワンマン公演とあって、反響は大きくプレミアムチケットになっていたという。

選曲は、本人いわく「10周年という記念の時間の中でのライヴなので、集大成の意味も込め、もちろんファンの方々が喜んでもらえるよう考えた」という、ベスト・セレクション的な構成。

会場は、開演を待ちきれない1500人のオーディエンスによる“ヤイコ・コール”の嵐。そしてメンバーとヤイコが登場した瞬間、大きな歓声に包まれる。デビュー・シングル「B'coz I Love You」から突入し、アグレッシヴなロック・ナンバー「アンダンテ」、伸びやかなサビがさわやかな「Ring my bell」と、立て続けにシングル・ヒット楽曲を披露。

MCでは、「久々のライヴ、めっちゃ楽しみにしてました! 今回は10周年限定ライヴなんだけど10年間長かったようなアッと言う間だったような感じだけど、どんだけの長さよりも今日1月17日にこうやって私とみんなが集まってることが大事だと思うんです。また逢えて良かった。最後まで楽しんで最高の夜にしようね」と語り、会場は拍手の渦に。

その後も 「i can fly」、「How?」などの往年の名曲から、「ドキドキのつぼみ」など近年の人気曲を、時に繊細に、時にパワフルに、唯一無二の歌声で歌い上げ超満員の観客を魅了。そして珠玉のバラード「Over The Distance」では、愛にあふれたヴォーカルで会場全体を包み込んだ。

結婚・出産を経て、新曲の曲作りの際、ヤイコ本人がテーマとして浮かんだのが「力強さ」と「生命力」。

「“一人で生きてきたんじゃない”と改めて実感したからでしょうか、なりふり構わず誰かを守ることの強さや美しさを表現したくなりました。シンプルで大切な気持ちって、忘れてしまいがちですが、自分の胸のど真ん中にある“熱い想い”や“今やるべきこと”をこの曲で思い出してもらえたら本望です」と語るヤイコ。そして出来上がった楽曲が、この日12曲目で初披露されたニュー・シングルの「Simple is Best」だった。

本編ラストは、アルバム「Candlize」の中の1曲ながら、ファンの間でも人気の高い名曲「手と涙」を高らかに歌い、会場中を大きな感動が包み込んだ。

そして、アンコールでは大ヒットしたアップチューン「My Sweet Darlin’」、その後、アンコールの定番楽曲「Life’s Like A Love Song」を披露し、ラストはヤイコとバンドメンバー、そして1500人が一体となって盛り上がり、ヤイコ再始動の一夜は幕を閉じた。

「Simple is Best」は、今年1月6日からスタートした読売テレビ・日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(毎週月~金)のエンディング曲となっており、配信は1月18日から、CDは2月9日にリリースされる。

「Simple is Best」
2011年2月9日発売
【CD+DVD】UMCK-9409 ¥1,500(税込)
【CDのみ】UMCK-5308 ¥1,200(税込)

◆オフィシャル・サイト

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